ダイヤモンドS 回顧 [競馬]
府中と中山のマラソンレースを制したのは古馬長距離体系が変わった1984年以降ではエアダブリンに次いでフォゲッタブルが2頭目である。いずれも、3歳から4歳にかけての登り坂にあるときで、エアダブリンはその後春の盾に挑戦し1番人気ながら5着に敗れていることは頭に入れておきたい。
天候; 馬場;良
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▲ フォゲッタブル 3:32.6 前半3F 37.8 - 4F 50.5
☆ ベルウッドローツェ 1 1/4 上り4F 48.0 - 3F 35.9
ドリームフライト クビ
メインストリーム アタマ
トウカイトリック 1 1/4
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馬券 寒いですねぇ…
予想通りドリームフライトが先手を取り、ベルウッドローツェとドットコムが2番手で並びその後にヒカルカザブエ、中団にトウカイトリック、モンテクリスエスなどが位置し、フォゲッタブルは後方グループで殿からポップロックの並びとなった。
ドリームフライトのペースは1000が1分13秒0、2000が2分7秒2とスローな流れ。2番手以下を2馬身ほど離した引き付け逃げで自分のペースに持ち込んだ。残り600辺りからピッチが上がり馬群は固まってきた。
直線坂を上ってもドリームフライトが先頭で頑張っていたが、残り200を過ぎると外からフォゲッタブルが1完歩毎に迫り、ゴール手前では流す余裕で1馬身以上の差をつけてゴールした。4コーナーで一旦下がったベルウッドローツェが直線盛返して粘るドリームフライトをクビ差退けた。
ややパワーを要する馬場状態のため時計は平凡だったが、フォゲッタブルが長距離のスペシャリストとして能力の違いを見せ付けたレースであった。ハンデ差からモンテクリスエスが上だと見たが、4歳の成長力のほうが優っていたと言う事か。内が伸びる馬場状態にも関わらず、終始外を回し直線も外に持ち出して伸びてきたのは57Kの斤量も考えると地力が付いてきた証拠かも。今後は阪神大賞典から天皇賞となるだろうが、今日の内容からは阪神大賞典も勝てると見るが、春の盾はダンスインザダーク産駒にとって鬼門の距離なので人気を裏切るかも?
2着ベルウッドローツェ、3着ドリームフライトは先行して粘り込んだが、どちらも軽量を利しての好走だ。血統面ではベルウッドがBMSバンブーアトラスはRibot系で、ドリームフライトはBMSがリアルシャダイと長距離で好走しても可笑しくない背景があるが、2頭とも典型的なハンデキャップホースだと思う。
本命に推したモンテクリスエスは-6Kで登場したので期待を持って見ていたが、中団から無理なく追走でき直線坂下からムチが入るも全く反応せず1.2差の12着。2マイル以上走るのに550Kの馬体は負担になっているとしても成長が見られないので、今度こそ芝では終ったと判断したい。ダートにコンバートした方がいいかも…?
ヒカルカザブエは前目のインで折合っていたが、4角手前で何があったのかズルズル後退した。ノリによると向う正面で走りに違和感があったようなので馬を壊さないように乗ったのかも知れない。何もないことを祈るが、0.8差の8着と大して負けているわけではないので、無事なら次回も狙いたい馬だ。
メインストリームが3着なら3連単はGETだったのですが・・・。
by ドリームCB750 (2010-02-18 00:17)
>ドリームCB750 さん
痛恨のアタマ差でしたね。
でも馬連は取っているでしょうからお見事です。
by miharukoma (2010-02-19 20:23)