弥生賞 回顧

やはりラジオNikkei杯と朝日杯上位組は強い。ローズキングダムがスプリングＳでどういうレースをするかだが、今のところ今日の上位馬ときさらぎ賞の上位馬が皐月に最も近い所にいるように思うのだが…。

               　　　　　　　天候；　　 馬場；重
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　　◎　ヴィクトワールピサ　　　2:06.1　　前半3F 37.1 - 4F 50.6
　　　　 エイシンアポロン　　　　１／２　　  上り4F 49.5 - 3F 36.8
　　△　ダイワファルコン　　　　１ 3/4
　　　　 ダイワバーバリアン　　　３／４
　　　　 コスモヘレノス　　　　　 ３ 1/2
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馬券　熱発でまたまた回避…

ベストブルームが逃げスマートジェネシス、コスモヘレノスなどが続いた。中団にエイシンアポロン、やや後方にヴィクトワールピサ、ダイワファルコンが位置し殿からスタートでアオッたトーセンアレスの並びとなった。

２角のコーナーワークを利して内ピッタリ回っていたエイシンアポロンが先団グループに、ヴィクトワールピサも中団に上がってきた。ベストブルームのラップは１０００が63.6とスローペースで、向う正面中程からダイワバーバリアンが掛かったのか早めに仕掛けたのか外を上がっていき４角では馬群が一塊となり直線を向いた。

直線残り２００で外のダイワバーバリアンと内のエイシンアポロンが先頭に並んでいたが、そこからエイシンが抜出し勝ったかと思ったところ、その後にいてスペースの無かったヴィクトワールがエイシンの外をあっという間に交わしてゴールした。ヴィクトワールの後を通ってきたダイワファルコンも狭い所を伸びてきて僚馬ダイワバーバリアンを押えて３着。

前後半の千が「63.6=62.5」とトライアルらしく中盤が特に緩いスローな流れで、早めに前に出していった馬が粘り、距離ロスのない内ラチ沿いを通った馬が瞬発力で上位を占めた。馬場差があるので過去の弥生賞との比較は難しいが、例年より約４秒ほど時計がかかっていたと想定されるので平均的なレベルと見ていいだろう。勝馬は兎も角として２着以下の馬は今後かなりの成長がないとクラシックでは通用しないように見えた。

－８Ｋで登場したヴィクトワールピサは中団の内ラチピッタリを回り直線も前が開かず追ったのは残り１００だけだった。それでもゴールでは測った様に差し切る着差以上の強さを示した。血統からも重は何ら問題ないと見ていたがその通りで、後は本番では中盤が速くなると思われるのでなし崩し的に脚を使わされて末脚の切れが鈍ることだけが心配だと思う。中山は開催２週が道悪だったので馬場が相当荒れているため皐月賞の頃はかなり時計のかかる馬場になっていると思うので、スピード競馬の可能性は低くこの馬に流れが来ている様な気もする。

２着のエイシンアポロンはスローな流れを先行し直線残り２００で抜出し普通なら勝ちパターンであったが、こうもあっさりとヴィクトワールに差切られては力が違いすぎると見ていいだろう。不安視されていた距離はこなしたと見られているが、流れが速くなればヴィクトワール以上に末を失くしそうな気がする。スローの重だから何とか２０００でももったが、マイルのほうが向いていると思うのでＮＨＫマイルに向った方がいいような気がする。皐月賞で勝っても負けてもさすがにダービー向きと見ている関係者はいないと思うので必然的にＮＨＫマイルとなるように思うのだが…。

３着で皐月賞の権利を取ったダイワファルコンも内ラチ沿いをロスなく回り、直線も最内を突いて伸びてきたが最後は前を行く馬と同じ脚色になってしまった。ダイワルージュの下で近親にダイワメジャーやダイワスカーレットがいる一族なので、まだまだ成長余地はありそうだ。血統からも道悪よりは良馬場でこそ真価が発揮されるタイプと思うので、父ジャングルポケットからダービーの頃には楽しみがあるかも？

大外枠のアドマイヤテンクウは中６週の－２０Ｋで如何にも調整が失敗したように思われた。中団の外目を追走したが４角からズルズルと下がり1.7差の１１着は負け過ぎだろう。重が不得手なのかも知れないので立て直してくればとの思いもあるが、ヤネのアンカツともども流れが向いていないようだ。

期待したミッションモードは見せ場もなく1.3差の９着。３ヶ月のブランクはあったもののまだ力不足と言うことだろう。本格化するには時間がかかりそうなので秋に期待したい。

４着のダイワバーバリアンは唯一外を回っての掲示板だったが距離が少し長いようだ。賞金的に皐月賞は無理なのでニュージーランドＴからＮＨＫマイルに行くことになると思う。そこなら軽視できないと思う。

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