中山牝馬Ｓ 回顧

ウオッカが引退しても次から次と重賞馬が出てくる６歳牝馬世代は強く層が厚い。一方、４歳牝馬世代は２枚看板（ブエナビスタ、レッドディザイア）だけが抜けているだけなのかも…？

                　　　　　　　   天候；　　 馬場；良
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　　△　ニシノブルームーン　　　1:47.6　　前半3F 35.0 - 4F 46.7
　　　　 ウェディングフジコ　　　  ３／４　　  上り4F 49.0 - 3F 36.7
　　　　 チェレブリタ　　　　　　   クビ
　　　　 コロンバスサークル　　　クビ
　　△　レジネッタ　　　　　　　   ハナ
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馬券　　絶不調です…

好枠のウェスタンビーナスがポンと出たが、外からショウナンラノビアとブライティアパルスが押してハナを争う。１角でブライティアパルスが先頭に立ちリードを広げていった。続いてショウナンラノビア、４番手にザレマ、中団にポツンとウェディングフジコ、後方グループの先頭にニシノブルームーンとチェレブリタ、コロンバスサークルは更にその後で殿はレジネッタの並びとなった。

飛ばしていくブライティアパルスはバックストレッチで１０馬身以上２番手を引離す大逃げで、ラップは３ハロン35.0、１０００が58.6とハイペース。４角にかけて徐々に馬群は固まってきたが、直線入口でもブライティアパルスのリードは約３馬身あった。

残り２００でもブライティアパルスが頑張っていたが、坂を上がりきった所でまず内からウェディングフジコが先頭に躍り出たが真ん中から伸びたニシノブルームーンがこれを交わしてそのままゴールした。この２頭の間からチェレブリタも伸びてきたが３着までであった。

前半の千まではハイペースだったが、そこから12.3－12.5とペースダウンしたことにより、ブライティアパルスの大逃げを早めに捉まえにいった先行馬は坂を上がった所で失速し、替わってその後の中団にいた馬が上位を占めた。

３ヶ月の休養明のニシノブルームーンは＋１４Ｋで登場したので仕上がり途上にも見えたが、レースでは中団で流れに乗りハイペースで折り合いもピッタリ。５３Ｋのハンデに恵まれたこともあり直線ジワジワとした脚を長く使って初重賞をモノにした。トビが大きいためスピード感はなく牝馬特有の切味はないが、長くいい脚を使えるので直線の長い府中に替わっても期待できそうだ。デビューが３歳の８月と遅く６歳馬ながらまだ１６戦（６勝）しかしていないので、馬体はまだフレッシュで更なる成長も期待でき遅れてきた大物になる可能性もあると見たい。

２着のウェディングフジコは中団のポツンとした位置から内々をコースロスなく上手く立ち回ったのが功を奏したように思う。今日のところは恵まれた２着で重賞を勝つには切味か何かが不足しているようにも映る。

３着のチェレブリタは－１４Kでどうかと思ったが結果的に絞れてきたのかもしれない。最内枠からインをソツなく回り直線も一瞬いい脚を使ったが長続きしなかったのは坂が堪えているのかもしれないし距離も少し長いのかもしれない。

本命に推したジェルミナルは＋１８Ｋでは太目残りだろう。レースではニシノブルームーンの直後に位置したが、勝負所での反応が鈍く0.7差の９着。桜花賞、オークスとも３着の実績馬だが、３歳の春がピークで成長がないようだ。３歳秋から４歳に伸びてくる血統だと見ていたが、どうもメガネ違いだったようだ。

一番人気のコロンバスサークルは後方のインからの競馬で直線は大外から伸びてきたが0.2差の４着。初めての重賞で流れもきつかったことを考えるとマズマズの結果ではないだろうか？　牝馬同士なら重賞でもやれるメドはついたように思う。

 

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