日経賞 回顧 [競馬]
有馬記念組が3頭出走したが結果は①②④で、同じく3頭出走したAJCCも①②④と偶然にしては出来過ぎだ。それにしても4歳牡馬勢は2歳時点での高評価がどこに行ってしまったのだろうと思うほどだらしないわァ~。
天候; 馬場;稍重
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△ マイネルキッツ 2:34.1 前半3F 35.8 - 4F 47.9
▲ エアシェイディ 3/4 上り4F 49.2 - 3F 36.5
トーセンクラウン アタマ
ネヴァブション ハナ
△ トリビュートソング 1 1/4
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馬券 盾で今日の分も取戻すぞぉ…
キングストレイルの大逃げでバックストレッチでは2番手のロジユニヴァースを10馬身以上引離していた。1000m通過が60.4で馬場状態を考慮すれば平均ペースだったが、3ハロン毎のタイムは「7.0=34.7=37.9=38.0=36.5」で中弛みのレースになった。
中団やや後から競馬で終始内ラチ沿いで脚を溜めていたマイネルキッツが直線も内ラチとロジユニヴァースの間に突っ込んできて抜出した。抜出した後外に斜行してロジユニヴァースやネヴァブションらの進路を邪魔したのは頂けなかったが、59Kを背負って上り34.7で突き抜けたのはさすがにGⅠ馬である。盾への見通しは明るくなったが、1938年以来の歴史がある春の天皇賞で7歳馬が勝ったことはないのだけが気になる。
いつものように後方からの競馬になったエアシェイディは3角過ぎから外を回って早めに上がっていった。直線も外から良く伸びて持続力のある末脚を見せたが、内のマイネルキッツに上手く掬われての2着。有馬記念2年連続で3着している実績からして当然の結果だろうが、9歳馬なので更なる上がり目はどうかと思う。
中山記念勝ちの勢いと渋り気味の馬場に助けられたトーセンクラウンが3着。中団の外からジワーッと押上げて4角では3,4番手で坂での叩き合いも互角であったが、最後は僅かに決め手の差が出たようだ。
調教が軽く本調子手前と見ていたネヴァブションだが中山二千五百だと最も得意な距離だけあって坂を上がってから突っ込んできての4着。マイネルキッツの斜行の影響を受けなければ3着はあったと思うが、直線仕掛けられてから反応が鈍かったところを見るとピークは過ぎた可能性もある。
ダービー以来10ヶ月ぶりのロジユニヴァースは+24Kで登場した。成長分と捉えたいが結果として調教だけでは絞りきれなかったようにも思われる。レースは離れた2番手からの競馬になったが、3角過ぎから後続が早めに動いてきたのと自らキングストレイルを捉まえに行かざるを得なかった流れで脚を使ったため坂を上がった所で止まってしまった。先頭と0.3差6着同着はダービー馬としては不本意な結果だと思う。脚部に何もないことを祈りたいが、淀の2マイルは坂の頂上からペースアップするので切味がないこの馬には苦しいような気がする。
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