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高松宮記念 回顧 [競馬]

実力馬が上位を占めたが、タイムは2000年のキングヘイローと同じで、これは良馬場で行われたこのレースの最も遅い時計である。あの時もクビ、クビ、ハナの接戦だったなァ~。[soon]

      keiba_GⅠ_01.jpg           天候;[曇り]   馬場;良
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 [1] 〇 キンシャサノキセキ   1:08.6  前半3F 33.5
 [2] ▲ ビービーガルダン    ハナ     上り4F 46.2 - 3F 35.1
 [3] △ エーシンフォワード   クビ
 [4] ◎ サンカルロ         クビ
 [5]    アルティマトゥーレ    ハナ
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馬券 馬連:ウラ押えて的中![手(チョキ)] 3連単:クビ差に泣く![たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]

ローラー効果のせいか目立ったトラックバイアスがない日曜の中京芝コースであった。下馬評通りセブンシークィーンがレースを引っ張ったが、ヘッドライナーとの競り合いもなくラップは3ハロン33.5と平均ペース。後半3ハロンも遅く特に最後の1ハロンが12.3とかかり、スプリント戦にしては消耗戦の様相を呈したレースだった。

 2010年 キンシャサノキセキ 良 1分8秒6 33.5=35.1
 2009年 ローレルゲレイロ   良 1分8秒0 33.1=34.9
 2008年 ファイングレイン    良 1分7秒1 33.4=33.7

  2000年 キングヘイロー    良 1分8秒6 33.1=35.5

念願のGⅠタイトルを獲得したキンシャサノキセキは中団からの競馬で直線も馬場の真ん中から早めに抜出してビービーガルダンの追撃を辛うじて振り切った。四位騎手によれば最後は脚が上がっていたようだ。今日も道中少し掛かっていたようだが、BMSがPleasant Colonyで名馬Ribotにつながる血統なので単なるスプリンターではないと思う。だいぶ折合いがスムーズになった今なら、マイルも十分こなせるような気がするので京王杯SC→安田記念の路線でも目が離せないと思う。

マイルを含む短距離路線での重賞連勝記録はタイキシャトルの8連勝があるが、キンシャサノキセキの4連勝はこれに継ぐ記録である。紛れの多い距離での連勝には価値があるし、しかも全て異なる競馬場での記録なのでさらに価値は高まる。

惜しかったのはハナ差で敗れたビービーガルダンだ。3番手の追走から4角過ぎで一瞬置かれたが、直線の末脚はスプリンターのモノだった。千四で勝ってはいるが、明らかに千二のほうが適距離である。ひと叩きして得意の距離で時計のかかる芝ならこの程度走るのは当然と言う事だろう。アンカツもブエナビスタを降ろされた以降スランプ気味だったが、阪神大賞典ジャミール、毎日杯ダノンシャンティ、そして今日のレースとようやく復調してきたようだ。

3着のエーシンフォワードはスプリント戦のスピードに戸惑っているようで、前半は持ち前の先行力が見られなかったが、直線は大外に持ち出して伸びてきた。やはり千四からマイルの馬のようなので、府中のマイル戦線でのレースは楽しみだ。ただ、父がStorm Cat系なので底力に欠け早熟傾向もあるので更なら成長は期待できないような気がする。

初めての千二で追走に手間取っていたサンカルロがメンバー中最速の上り34.1で4着に突っ込んできた。ゴールがあと50m先にあれば突き抜けていたかも? 千二は明らかに距離不足でだが、左回りはスムーズのようだ。次は府中の京王杯SCあたりで人気にもなると思うが、5月の府中の芝だと上がりが速くなり追い込み届かずのシーンもありそうだ。

最後のレースとなったアルティマトゥーレはスタートの躓きによる出遅れが響いた。直線一瞬キンシャサノキセキに迫る場面もあったが、出遅れを取戻すために脚を使ったこともあり最後は突き放されてしまった。有終の美は飾れなかったが、重賞2勝の実績を背に北の大地に戻れるのを祝福したい。

 


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