皐月賞　予想：K cube　Lab：SSブログ

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皐月賞　予想　[競馬] [編集]

阪神のマイラーズＣを勝ったのはリーチザクラウン、２着はトライアンフマーチで橋口厩舎と角居厩舎の馬である。奇しくも皐月賞で１,２番人気に支持されている馬の所属厩舎だ。

先週のニュージーランドＴは大外枠のサンライズプリンスが１分３２秒９の速いタイムで勝った。加えて１３日と１４日に芝刈りをしていることから、何が何でも時計の出る芝コースにしたかったＪＲＡだったが、中間の雨と低温で意図とは全く異なる馬場になってしまった。土曜日の山藤賞は不良で２分９秒１。何と１０００ｍが67.2の超スローで後半の千が61.9だから相当馬場が悪そうだ。日曜日は晴れ予報なので馬場も乾いてきてレースの頃は稍重発表になるかもしれないがソフトな馬場で実質は重に近いと見ていいのでは？

下馬評ではシャインが逃げるようだが、アリゼオのノリが１角でハナを奪って平均ペースの逃げに持ち込むと見ている。後続になし崩し的に脚を使わせるノリ得意の引き付け逃げになるような気がする。３角辺りから動く馬もいるだろうが余程スタミナのある馬で無いとゴールまではもたないと思うし、馬場状態から上りもかかるのでいい脚を長く使えるパワーのある馬の争いになるような気がする。推定タイムは重で２分２秒台あたりか？

今年の２月に予想した「２０１０年　クラシック三冠馬　予想」ではヴィクトワールピサとヒルノダムールを候補にしたが、２頭ともゲートに入ることができたのでここも初志貫徹で行きたい。

本命と言うより連の軸としてヴィクトワールピサを取りたい。人気でテン乗りのイワタに若干の不安はあるが、二千４勝で中山の重もこなしている。半兄にアサクサデンエンやスイフトカレントがいて血統背景も確りしているが、ＢＭＳがミスプロ系のMachiavellianなのがクラシックでは少し心もとないのだ。今年で７０回を数える皐月賞でＢＭＳがミスプロ系の勝馬はノーリーズン（父：ブライアンズタイム　ＢＭＳ：Mr.Prospector）しかいないのである。このあたりが不動の本命にしにくいところでもある。

若葉Ｓこそアンカツの巧みな騎乗により２着に敗れたが、敗れて尚強しのレースでもあったヒルノダムールを対抗にしたい。父マンハッタンカフェにＢＭＳはNijinsky系のLammtarraで皐月賞に実績のあるラインでもある。２歳時にアリゼオ、ヴィクトワールピサに負けてはいるが、成長しパワーアップした今なら逆転も十分あると見たい。

皐月賞は後々ダービーでも通用するような馬が結果を残している。そこでネオヴァンドームを単穴にしたい。クラシック戦線の主力組と対戦はしていないが素質は一級品と見ている。時計のかかる馬場が得意なネオユニヴァース産駒でＢＭＳがトニービンとくれば皐月賞御用達の血統である。ヤネはＧⅠ２着続きのアンカツではあるが土曜日もテン乗りでリーチザクラウンを久し振りの重賞勝ちに導いた。ブエナビスタの降板で一時スランプに陥っていたが、今や馬にも恵まれ本来の輝きを取り戻しているので念願の皐月賞ジョッキーも夢ではないと思う。

レーヴドリアンは後から行く馬なので予想される展開では勝つまでは厳しいと思うが連下なら十分に可能性があると見ている。後方から４角外を回してどこまで伸びてくるかだダービーにつながるようなレースをしてもらいたいものだ。

これらをまとめて負かすとすればノリの引き付け逃げが嵌った時のアリゼオだろう。この馬瞬発力勝負になると脆いが、幸いにも馬場が渋って上がりもかかり持続力の勝負になりそうなので逃げ切りも十分あると見たい。

ローズキングダムは一族がそうであったように直線平坦向きで中山の急坂は小柄な馬体からもプラスにはならない。それに朝日杯ＦＳ馬で皐月賞を勝ったのは1993年のナリタブライアン以降でていないし、エイシンチャンプやセイウンワンダーの３着が最高である。さらにミスプロ系を父に持つ馬は皐月賞史上エイシンチャンプ（父：ミシェロ）だけが３着にきているだけで、他はことごとく馬券から外れている。ここは３着候補の１頭として取上げて置きたい。

こういう馬場になってもう１頭気になる馬がエイシンフラッシュだ。父King's Bestは英２０００ギニー馬であるが、半姉にあのSea the Starsの母でもある凱旋門賞馬Urban Sea（父：Miswaki）がいる欧州血統である。ＢＭＳもドイツ血統のPlatiniでパワーが必要な芝適性は十分だ。エイシン自身も二千で３勝し距離適性もあるうえにバテない末脚を見せているので３着候補に挙げておきたい。馬場の回復が遅いようなら連下も考えたい。

　　まとめると