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NHKマイルC 回顧 [競馬]

小細工なしの競馬でレースレコードを1秒も縮めたダノンシャンティは性能が違いすぎる! 府中マイルで古馬さえも記録したことのない1分31秒台をこうもアッサリと叩き出すとは! まさにフチュウノキセキだ! これで、フジキセキは府中マイル・ターフで3頭目のGⅠ馬を送り出したことになる。それにしてもフジキセキ産駒で芝のGⅠ馬が左回りコースに集中しているのは何でだろう?[soon] 

     keiba_GⅠ_01.jpg            天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] ◎ ダノンシャンティ     1:31.4R  前半3F 33.4 - 4F 44.8
[2]    ダイワバーバーリアン   1 1/2    上り4F 46.6 - 3F 35.1
[3] △ リルダヴァル         1
[4] △ サンライズプリンス     1/2
[5]    キョウエイアシュラ      2
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馬券 悔いの残る予想だ…[失恋]  ダービーで回収させてもらうわ(笑)[揺れるハート]

下馬評通りエーシンダックマンがハナに立ち3ハロン33.4、1000mが56.3の超ハイペース。このレースの歴代5傑の記録は下記のようになるが、あの恐ろしく速かった第1回のタイキフォーチュンが勝ったときは3ハロン33.9、1000mが56.7だから、今回のラップは3歳馬にとって限界に近い激流だったのでは? 何もないことを願うばかりである。

                               タイム   前半=中盤=後半
1位 2010年 ダノンシャンティ   良 1分31秒4 33.4=22.9=35.1
2位 2009年 ジョーカプチーノ   良 1分32秒4 34.3=22.9=35.2
3位 2004年 キングカメハメハ  良 1分32秒5 33.9=23.9=34.7
4位 1996年 タイキフォーチュン 良 1分32秒6 33.9=22.8=35.9
5位 2001年 クロフネ        良 1分33秒0 34.2=23.6=35.2

ダノンシャンティはこのハイペースを後方3番手から追走し、4角は大外を回して前を行く馬をまとめて差し切り、ゴール手前で抑える余裕でこの時計であるから恐れ入谷の鬼子母神だ。上り3ハロン33.5は驚異的だが、逆算すると1000mが57.9で普通ならハナを切って逃げている馬の時計並なので更に空恐ろしくなる。これで昨年のラジオNIKKEI2歳Sの1~4着馬がダービーに駒を進めることになったが、いずれもダービーの有力馬であることからこのレースレベルが如何に高かったかを再認識させられる。アンカツも言っているように2400は少し距離が長いかもしれないが、前半上手く溜められれば直線の末脚の切れは他の有力馬にとっても脅威だろう。毎日杯→NHKマイルCと連覇したので、同厩舎でアンカツが乗っていたキングカメハメハと同じような結果を想像しがちになるが、そう上手くいかないのが競馬なんだけどなあ~。

ダイワバーバリアンは中団の内々をロスなく回り、直線坂上から前を行くサンライズプリンスを捕まえに行き、残り100で捉えて一旦は先頭に出たが、すぐに外からダノンシャンティに一気に来られてしまった。正直、ニュージーランド・トロフィの内容からサンライズプリンスを逆転するのは難しいと見ていたが、今日はエビショーが最内枠を利して上手く立ち回ったことが逆転につながったと思う。今後はダービーには向わず秋に備えるみたいだが、半兄ストロングガルーダ(父:ダンスインザダーク)も千八までの馬だったことからマイル路線で行った方が大成するかも…。

休み明け叩き3戦目になるリルダヴァルは中団からの競馬で、直線坂を駆け上がってから伸びてきたが、先に抜出したサンライズプリンスをゴール前やっと捉えて0.4差の3着。使いつつ調子を上げているようだが、運よくダービーに出られたとしても距離面に不安がありそうだ。血統面からも早熟タイプと見ているので3歳春の今がピークかも…。

切れる脚がないからと積極的に前に行きハイペースを演出したサンライズプリンスは、400のハロン棒過ぎで早めに先頭に立ち逃げ込みを図ったが、あと100で脚が上がってしまい0.5差の4着。ゴトーでダービーに向うようだが、今年1月のデビューでダービーが6戦目となるのは3歳馬には過酷だと思う。マイル半の距離は問題なさそうだが、父系も母系も早熟血統なので更なる成長は期待できないのでは…。

中団の外目を回っていたエイシンアポロンは速い流れの競馬には向いていない上に、ピークは過ぎたかも? やはりStorm Cat系は日本の軽い芝のGⅠでは切味不足を露呈するし、成長も止まってしまった感じだ。立て直すのは容易でないと思う。

ダービーで通用しそうなのは良馬場なら勝ったダノンシャンティだけだろう。プリンシパルSからルーラーシップ、京都新聞杯からゲシュタルト、コスモファントム、レーヴドリアン?が参戦してきそうだが、今年は多士済々で例年になくワクワクするメンバーになりそうだ。現時点では皐月賞組を中心に考えているが、府中に替わってローズキングダムとアリゼオには重いシルシを打とうかな~と思案している今日この頃である。


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ドリームCB750

ダノンシャンティの本命お見事でした!
いよいよダービーの勢力図が見えてきましたね。
私は、青葉賞を勝ったペルーサを本命にします。このレースを勝ってダービー勝った馬はいないんですよね?でも・・・
藤沢厩舎に初のダービーを獲らせるのはペルーサだ!
横山典弘の連覇だ!
と自分に言い聞かせて勝負します!
例え人気でも絶対買います!
(ちょっと!が多いですね。すみません。そう言い聞かせないと、また直前に変わってしまうので・・・)
by ドリームCB750 (2010-05-13 00:58) 

miharukoma

>ドリームCB750  さん

競馬なんかほとんど思い込みですよ。でも、強い思い込みが時に当たる事があるので競馬が止められないのですよ。

特にダービーは自分の好きな馬、思い入れのある馬の馬券を買いたいものです。ペルーサが勝てば色々な意味でドラマになりますね。
by miharukoma (2010-05-14 20:36) 

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