オークス　予想：K cube　Lab：SSブログ

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オークス　予想　[競馬] [編集]

桜花賞組が大挙１２頭出走してきた。桜花賞で0.4差の１～９着馬が全て顔を揃えるオークスも珍しいと思う。距離が800ｍ延び馬場も府中に替わることで、桜花賞掲示板外の馬にもチャンスがあると見たい。クラシック路線主流組がこれだけ層が厚いと、別路線組では太刀打ちできないような気がする。

オウケンサクラの音無調教師が“行かないレースをしたい”と言っているので、ゼンノロブロイ産駒アグネスワルツとニーマルオトメのハナ争いになるだろうが、スピード能力に優るアグネスワルツが主導権を握りそうだ。アプリコットフィズ、オウケンサクラ、エーシンリターンズなどの有力馬がこれに続くことになると思う。

センセイはバックストレッチでペースダウンするだろうから必然的に流れはスローになりそうだ。ただ、ジョッキーの頭には前が止まらないイメージがあるので、早めに押上げてくる馬も出てくるだろうから、３角辺りから流れが速くなるように思う。日曜日は朝から雨模様で馬場状態が微妙だが、悪化しても稍重までと見て、推定タイムは２分２６秒０前後になるのでは？　

桜花賞馬アパパネはどう見てもオークス向きとは思えない。父キングカメハメハは兎も角として、母ソルティビッドは完全なスプリンターだしＢＭＳSalt Lakeも７ハロンまでの重賞勝鞍なので、マイルから二千までなら完成度の高さで押し切ってしまう可能性もあるが、マイル半では残りひとハロンで垂れる可能性が高いと見たい。府中マイルでレコード勝して２戦２勝なので馬券から外すことはできないが、良くて２．３着かと思うので連下の評価にしたい。

本命は「2010年　クラシック三冠馬予想」でも取上げたアプリコットフィズにしたい。府中は２戦２勝で、父がジャングルポケット、母がマンハッタンカフェの全妹マンハッタンフィズなので、府中の二千四百のオークスでこその血統である。馬体細化だけが心配であるが、調教後の木曜日が４３０Ｋで何とかこの状態を維持してくれれば勝機は十分あると見ている。

相手は迷う所だが、桜花賞３着のエーシンリターンズにしたい。キングカメハメハ産駒４頭が出走するが、母系からこの馬がオークス適性№1だと思う。飼い食いがが悪いので強い調教ができないにもかかわらずチューリップ賞、桜花賞と差のない競馬をしているのは地力がある証拠である。今週は一杯に追って調教後の馬体重が桜花賞当時より＋２０の４６０Ｋなので、輸送を加味しても馬体の細化はないと見たい。

ゼンノロブロイ産駒は6頭出走しているが、最も注目しているのはギンザボナンザだ。桜花賞では出遅れた上に直線では前をカットされて0.4差の７着。スムーズだったら悪くとも掲示板はあったはずで上位陣との差は僅かである。府中のマイル半ならＢＭＳがトニービン、祖母がオークス馬アドラーブルの血が騒ぎそうだ。この馬をダークホースにしたい。

オウケンサクラは桜花賞を意表をつく逃げで２着したが、その桜花賞に出走するため厳しいローテーションになった。調教を見る限り後遺症はないように見えるが、再度の長距離輸送と気温上昇で目に見えない疲労が顕在化する可能性もあると見たい。それに血統は長距離向きだが、二千では勝てず距離を短縮して勝ち上がってきている現実がある。父はBlushing Groom系だが、このラインはオークスでは2003年のシンコウルビー（父：サクラローレル）と1996年のリトルオードリー（父：グルームダンサー）の３着以外馬券に絡んだことはない。好位追走から直線坂上で先頭争いはするもののそこまでと見て連下の評価にしたい。

ショウリュウムーンも桜花賞では内で包まれて後からの競馬になったが直線外に出してからの伸びは目立った。恐らく距離も問題ないだろうし府中も合うと思うので有力馬だが、またしても内枠とは…。テン乗りのウチパクがどう御すかだが、一応連下には取っておきたい。

フローラルＳの勝馬サンテミリオンは大外枠も不利な上に桜花賞組とは力差がありそうだ。ノリが上手く乗っても３着がいい所だろう。

　　まとめると