ローズS 回顧 [競馬]
エビショー、ウチパク、ゴトー、センセイと関東のジョッキーが有力馬に跨ったが、何と1995年の橋本広喜騎手(サイレントハピネス)以来の美浦所属ジョッキーの勝利となった。
天候; 馬場;良
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▲ アニメイトバイオ 1:45.8 前半3F 46.7 - 4F 34.3
ワイルドラズベリー アタマ 上り4F 46.7 - 3F 34.3
△ エーシンリターンズ 1 1/4
◎ アパパネ ハナ
トゥニーポート 2 1/2
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馬券 薔薇には棘があるよねぇ~
オウケンサクラが一旦先頭に立ったが、外からトゥニーポートがこれを制してハナに立ち主導権を握った。アグネスワルツとオウケンサクラが2、3番手、アパパネとレディアルバローザが4、5番手、その3~4馬身後にアニメイトバイオとエーシンリターンズ、更に4馬身程後方にワイルドラズベリーの並びとなった。
ラップは前半は速かったが中盤が極端に緩み、残り600では馬群は一塊となった。結局残り3ハロンからヨーイドンの瞬発力勝負になり、残り200過ぎて先頭に立ったアパパネを外からアニメイトバイオが捉え、更に大外からワイルドラズベリーがこれに迫った。
時計的には翌日の500万下より0.3速いだけなので3歳のオープンとしては平凡であり、切味適性のある馬に向いたレースであったと言えよう。
勝ち時計 前半=中盤=後半
2010年 アニメイトバイオ 良 1分45秒8 34.1=37.4=34.3
2009年 ブロードストリート 良 1分44秒7 34.5=35.0=35.2
2008年 マイネレーツェル 重 1分47秒3 34.4=36.7=36.2
2007年 ダイワスカーレット 良 1分46秒1 35.6=36.9=33.6
参考:古馬500万下
20日6R マコトヴォイジャー 良 1分46秒1 34.2=35.6=36.3
初めて馬券の対象から外れたアパパネだが+24K はやや重目残りと言うか先を考えて余裕を持った造りだったのだろう。それに直線アグネスワルツとレディアルバローザの間を割る時窮屈になったのも影響したように見える。着順こそ悪いが本番前のひと叩きとしては悪い内容でなかったと見たい。
予想で有力馬が前々で競馬するのでアニメイトバイオの突込みが恐いと書いたが、まさに読み通りの結果になった。10K以上増えている馬が多い中、オークスと同じ体重でキッチリと仕上がっていたのだろう。それにゼンノロブロイ産駒らしい成長力も見逃せない。
直線の瞬発力勝負になった為頭角を現したのがワイルドラズベリーだ。前半は離された後方だったが中盤が緩み4角で楽に好位に取り付けたのも幸いした。アンカツは3角で仕掛けたら一気に行って脚を使ったため最後止まったと言っているようだが、血統的にもギリギリの距離ではと思わせるコメントのように思えるのだが…。
エーシンリターンズはチューリップ賞、桜花賞に続いてまたまたの3着。善戦はするが勝ち切る何かが足りないような気がする。母エイシンサンサンは古馬になってから力をつけた馬なのでこの馬も徐々に成長していくのかも知れない。
先行したアグネスワルツとオウケンサクラは0.8差の7、8着。+12Kだったアグネスワルツは中盤緩んだため脚を溜め殺ししたようだ。ひと叩きして得意の淀に替わればまだまだ軽くは扱えないように思う。 一方、オウケンサクラは+4Kで仕上がっていた様に見えるので上がり目はあまりないかも…。
秋華賞は直行するサンテミリオン、札幌のクイーンSを勝ったアプリコットフィズ、札幌の1000万特別を出遅れても快勝したブルーミングアレー、紫苑S組では勝ったディアアレトゥーサより2着のクラシックシード、そして今日の上位陣と錚々たる顔ぶれになりそうだ。今のとこ完成度のアパパネと成長力に優るゼンノロブロイ産駒あたりの争いになると見ているのだが…。
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