シリウスS 回顧 [競馬]
予想でも書いたがここ3年の◎はビリ、ブービー、⑨で今回は⑥なので確実に進歩しているようだ(ニガ笑)。この調子だと馬券が当たるのは三年後になるのかな…?
天候; 馬場;良
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キングスエンブレム 2:04.4 前半3F 35.8 - 4F 49.5
ラヴェリータ 3/4 上り4F 49.6 - 3F 37.0
チョイワルグランパ クビ
サクラロミオ 3/4
△ マイネルアワグラス クビ
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馬券 カスリもしないョ…
9ヵ月半の休み明けワンダースピードがハナに立ちラヴェリータが2番手。グリッターウィング、モンテクリスエス、アドマイヤスワットなどが続き、中団のインにキングスエンブレムとチョイワルグランパ、後方にマイネルアワグラス、サクラロミオ、クリーン。
ラップは1000mが62.0と平均ペースだが、ハロン12秒台のラップを刻み澱みのない流れとなった。残り400過ぎからペースアップし、3角から外に持ち出したキングスエンブレムが持ったまま上がって行き直線入口では先頭に躍り出た。早めに先頭に立った分ラヴェリータにゴール前迫られたが押し切った。
時計は例年並みだが、中盤緩まなかったため中団から後にいた馬が台頭し前崩れのレースとなった。
勝ち時計 前半=後半
2010年 キングスエンブレム 良 2分4秒4 62.0=62.4
2009年 ワンダーアキュート 稍 2分4秒5 62.6=61.9
2008年 マイネルアワグラス 良 2分3秒8 60.9=62.9
2007年 ドラゴンファイアー 良 2分5秒1 62.5=62.6
初重賞勝ちのキングスエンブレムは3歳春にはクラシック候補と期待された馬だが、その後芝では伸び悩み半兄ヴァーミリアンと同様にダートに転向して素質を開花させた。ダート馬としては線が細いが仕掛けた時の反応が良く所謂“切れる”タイプだ。ただ使える脚はそれ程長くはないので一線級との戦いでは脚の使い所が難しいように思う。今日も56.5Kを背負っているラヴェリータに最後詰め寄られている。底力に欠くウォーエンブレム産駒は好調期間が短くクラスが上がると苦戦するタイプが多く、武蔵野SからJCダート路線かと思うが府中の長い直線ではケンしたい馬だ。軽いダートだとスピードが活きるので馬場が渋ったら要注意だが…。
勝馬以上に評価したいのは2着のラヴェリータだ。牝馬の身で56.5Kは実質トップハンデで、前崩れの流れにも関わらず2番手追走から粘り切った。瞬発力こそないが長くいい脚が使えるタイプのようだ。思い起こせば昨年のJCダートの予想で対抗のシルシを打った馬だ。当時は追い込み脚質だったが、今や先行する競馬に転換して安定性が増してきた。ダートに強い馬が揃っている4歳世代だが、この馬もその一角を占めそうだ。
出遅れたチョイワルグランパが直線インを突いて3着に突っ込んできたが、流れが味方したのと軽ハンデに恵まれたことが好走要因で重賞を取れるような馬とは思えないのだが…。
期待した3歳馬グリッターウィングは3番手のいい位置で頑張っていたが、勝負所で流れが速くなるとついていけなかった。直線も最内でジリジリと脚を使っていたが0.4差の6着は今の時点では力相応かも? 父系、母系とも名うてのダート血統なので伸びシロに期待したいところだ。
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