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毎日王冠 回顧 [競馬]

1988年オグリキャップ以来の3歳馬の勝利であった。2着も3歳馬で世代交代の波は確実に来ているようだ。この秋は盾もJCも有馬も3歳馬が制する予感がする。[soon]

        11489782.gif            天候;[晴れ]   馬場;稍重
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[1] ▲ アリゼオ      1:46.4  前半3F 35.5 - 4F 47.0
[2] △ エイシンアポロン  ハナ   上り4F 47.5 - 3F 35.5
[3]    ネヴァブション   1 1/2
[4]    スマイルジャック  1 1/4
[5] ◎ ペルーサ      1/2
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馬券 3歳馬優位の見立は良かったのだが…[もうやだ~(悲しい顔)]

1Rの芝は不良だったが9Rには稍重まで回復した。好ダッシュはエイシンアポロンだったが、予想通りシルポートがハナに立ち緩みのない逃げで1000mが58.9。メイSを58.3、エプソムCを58.9で逃げているシルポートにとっては自分のペースかと思われたが、残り400から失速したとこを見るとやや力の要る馬場でオーバーペース気味だったのだろう。

400の標識を過ぎると内からエイシンアポロンが抜出してきて、更に内からアリゼオとネヴァブションが追ってきた。残り200からはエイシンとアリゼオのマッチレースになり最後グイッと伸びたアリゼオがハナ先着した。上位3頭は直線内を突いた馬で、外から追い込んできた馬は思ったほど伸びなかった。内外で馬場差があったのかも?

3ハロン毎の時計は「35.5=35.4=35.5」とまるでダート競馬のラップを見ているようだ。上位3頭を見るとどちらかと言うとパワータイプの馬なので、それだけパワーとスタミナが求められたレースだったのだろう。過去の毎日王冠でこれほどまでに均一化したラップはなかったように思うので、天皇賞への展望が難しくなった。仮に今日のようなラップになったとすると、最も有利になるのはアリゼオと同じロベルト系のアーネストリーかもしれない。

                           勝ち時計   前半=中盤=後半 1000m
2010年 アリゼオ          稍 1分46秒4 35.5=35.4=35.5 58.9
2009年 カンパニー        良 1分45秒3 35.8=35.9=33.6 60.0
2008年 スーパーホーネット  良 1分44秒6 35.8=35.8=33.8 59.3
2007年 チョウサン         良 1分44秒2 34.4=35.0=34.8 57.5
2006年 ダイワメジャー      良 1分45秒5 34.7=36.2=34.6 58.8
2005年 サンライズペガサス 稍 1分46秒5 36.9=36.0=33.6 61.2
2004年 テレグノシス       稍 1分46秒0 35.1=36.5=34.4 59.7

行き脚がつかず中団からの競馬になったアリゼオは折り合い面の不安が嘘のように流れに乗っていた。直線はポッカリ開いたインを突き、先に抜出したエイシンアポロンをゴールでキッチリ捉えた。ダービーで惨敗したことから母系色が濃く距離適性を二千以下と見たが、秋緒戦でキッチリと結果を出し脚質にも幅が出てきたので前途有望だ。天皇賞からマイルCSの路線になると思うが、今日のように馬場が渋るようなら面白い存在になると思う。

エイシンアポロンは好ダッシュから控えて3番手のインからの競馬で、直線もインを突いて残り400過ぎで一端先頭に立ったが、ゴール寸前でアリゼオにインからスクわれた。放牧でリフレッシュして立て直してくればこのくらい走って当然の馬だが、今日は馬場に恵まれた感もあり距離もマイル辺りがいいような気がする。

ネヴァブションの3着にはビックリだ。千八は距離不足と思っていたが、パワー寄りのレースになったのと上手くインを突いたのが好走の要因だと思う。GⅡを3勝しているので格上の馬なわけで、GⅡならこの程度走るのは当然と言えばその通りだ。距離延びる天皇賞、JCでも馬場が渋り時計がかかるようなら掲示板はあるかもしれないが、勝ち負けまでは厳しいだろう。

期待したペルーサはスタートで大きく出遅れてしまった。予想でも心配はゲートだけと書いたが、それが見事に的中してしまった。終始離れた殿のインを追走し、直線外に持ち出して追い込んできて残り200過ぎからの伸び脚には見所があったが0.5差の5着。ゲート練習を十分積んでこの結果は頂けない。矯正に時間がかかりそうな気がするので、今年の秋は期待できないのでは…。

渋った馬場が得意なはずのショウワモダンが0.8差のブービー。暑さに弱いタイプなので夏負けしたのか、それとも春の一連の劇走で燃え尽きてしまったのか、何とも不可解な負け方である。杉浦調教師が「以前の勝ち切れなかった頃に戻ってしまった感じ」と言っているのが気になる。


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