SSブログ

阪神カップ 回顧 [競馬]

過去2年の阪神1400の種牡馬成績はフジキセキが8勝でトップで以下6勝のタイキシャトルとマンハッタンカフェ、4勝のダンスインザダーク、アグネスタキオン、グラスワンダーと続く。この成績通りにキンシャサノキセキ(父フジキセキ)、レッドスパーダ(父タイキシャトル)、ガルボ(父マンハッタンカフェ)が上位に来た。それにしても難しいレースだわ…。3連単は10万馬券どころか40万馬券だものなぁ~。[soon]

         11489782.gif             天候;[晴れ]   馬場;良
--------------------------------------------------------------------
[1] △ キンシャサノキセキ  1:20.3  前半3F 34.6 - 4F 45.8
[2]    レッドスパーダ      クビ     上り4F 45.7 - 3F 34.5
[3]    マイネルフォーグ   1 1/4
[4] ◎ ガルボ           ハナ
[5] ▲ ゴールスキー     1 1/4
--------------------------------------------------------------------
馬券 5年連続カスリもせず…[ちっ(怒った顔)] 

逃げると見ていたビービーガルダンを制してレッドスパーダがハナに立った。ガルボ、エイシンタイガーが続き5番手にキンシャサノキセキ。ゴールスキーは中団、後方グループの先頭にサンカルロでリビアーモが殿。縦長の隊列になりレッドスパーダのラップは3f34.6、4f45.8、1000mが57.1とこのクラスにしては平均よりやや遅めか? 3、4角の中間あたりでキンシャサノキセキの外をオセアニアボスとアーバニティが上がっていき先団馬群はギュッとコンパクトになった。

直線で後続を引き離しにかかったレッドスパーダを、残り200過ぎから一完歩ごとに差を詰めクビ出たところがゴール。ノリの引き付け逃げ策がまんまと嵌ったレースで、前々から運んだ馬と内の経済コースを通った馬が上位を占め、後ろから行った馬や4角外を回した馬ではゴールスキーの5着が最高で、結局のところ先団につけた馬による直線の決め手争いになった。

2006年にこのレースが出来て以来の最高タイムで決着し、上り3ハロンもこのレースの最高を記録したことから、全体としてレースレベルは高いように思う。

                                 前半=後半 1000m
2010 キンシャサノキセキ 良 1分20秒3 45.8=34.5 57.1
2009 キンシャサノキセキ 良 1分20秒4 45.1=35.3 56.3
2008 マルカフェニックス  良 1分21秒6 45.8=35.8 57.3
2007 スズカフェニックス  良 1分20秒6 46.0=34.6 57.2
2006 フサイチリシャール 良 1分20秒6 45.1=35.5 56.6

道中スミヨンが手綱を引っ張って押えるのに苦労していたキンシャサノキセキは勝負所で外から8枠の2頭が上がっていったので上手く前に壁ができるようになったのが幸いしたように思う。そこで脚を溜められたのが直線の末脚の伸びに結び付いたのでは? それにしてもスミヨンはスタートも上手く5番手の好位置取りで、ノリの引き付け逃げでペースが上がらない流れを前に馬を置くようにしてこのクセ馬に折り合いをつけるのだからすごいとしか言いようがない。馬自体も千四は8戦5勝(内重賞3勝)で掲示板を一度も外していない最も得意な距離なのだろう。このカテゴリーでの世代交代は来年に持ち越されたようだが、明けて8歳になる来年のスプリント戦線ではさすがに厳しい競馬になるのでは…。

10か月の休養明けでフェブラリーS以来の競馬となったレッドスパーダは+4Kと予想以上にすっきりした馬体で登場した。ポンと出て楽にハナに立ち、3角過ぎからはペースを落とさず上げずの引き付け逃げで後続に脚を使わせる絶妙な逃げ。直線入り口からスパートして逃げ込みを図ったが、最後の最後でキンシャサノキセキの末脚に屈した。底力のあるところを示したが、今日のところはノリの好騎乗と言ってもいいのでは…。タイキシャトルにStorm Catと5歳になっての伸びシロがそれほどあると思えない血統なので、来年のマイル重賞戦線ではよほど恵まれない限り勝てないような気がするのだが…。

内々のロスのない競馬をしたマイネルフォーグが、直線もキンシャサノキセキが抜けた後を追って伸びてきて、ゴールでは粘るガルボと並んで入線した。結果、ハナだけ先着し3着となった。これもルメールの上手さが光ったと言うことだろう。6歳にして2勝馬ながらオープンにいる馬なので、勝ち味に遅く嵌らないと馬券にならないタイプなので取捨の難しい馬だ。

本命に推したガルボは3、4番手の内々からの競馬で、直線も最内に入り前が壁になり追い出しが遅れたように見えた。内ラチとバテたエイシンタイガーの狭い間を何とか抜けてきたが、前の2頭とは決め手の差が出たように思うのと、ヤネの下手さ加減が目に付いたようにも思う。直線上手く捌いていればマイネルフォーグに差されるようなことはなかったのでは?

ゴールスキーは直線外から伸びてきての0.4差の5着。ネオユニヴァース産駒なのである程度予想はできたが、やはり千四の距離も直線の短い内回りコースも向かなかったようだ。着実に力をつけている3歳馬なので来年のマイル戦線では中心馬になると思う。順調に成長するなら来年の安田記念でも狙って見たい馬だ。


nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

朝日杯FS 予想朝日杯FS 回顧 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。