京都記念　回顧：K cube　Lab：SSブログ

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京都記念　回顧　[競馬] [編集]

2着のメイショウベルーガ以外は6着まで全て4歳勢が占めた。日経新春杯、AJCC、そして今日のレースから今年の盾は紛れもなく4歳勢の争いになりそうだ。

　　　　　　　天候；　　馬場；良
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　△　トゥザグローリー　　　2:13.9　　前半3F 37.1 - 4F 49.6
　　　メイショウベルーガ　　３／４　　上り4F 46.8 - 3F 34.8
　☆　ヒルノダムール　　　　１
　▲　ダノンシャンティ　　　１ 1/2
　　　ロードオブザリング　　アタマ
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馬券　不調ですヮ…

ビッグウィークが行くと見ていたが、セラフィックロンプ、プロヴィナージュの牝馬2頭が前に出していった。コーナーワークでセラフィックロンプが先頭に立ち、1000mが61.8のスローペース。レースは淡々と流れ残り1000の標識辺りからシャドウゲイトが動きピッチが上がった。坂の下りから4角にかけて後続も押上げてきて直線入口では6頭が横一線に広がった。

そこからまずヒルノダムールが抜出したが、その外からトゥザグローリーが末脚の伸ばし残り200過ぎで交わして先頭に躍り出て押し切った。トゥザグローリー外から芦毛の馬体のメイショウベルーガがヤネの左ムチに応えて追ってきたが1馬身弱届かなかった。

前半こそスローだったが残り1000辺りから少しずつ速くなり、更に直線では更なる加速力が要求されたレースであった。全体としてはいい脚が長く使える実力馬向きのレースになったと言えるだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前半=中盤=後半　1000m
2011　トゥザグローリー　良　2分13秒9　49.6=37.5=46.8　61.8
2010　ブエナビスタ　　　良　2分14秒4　49.6=38.5=46.3　62.2
2009　アサクサキングス　良　2分14秒6　48.2=38.2=48.2　60.7
2008　アドマイヤオーラ　良　2分13秒6　49.1=37.5=47.0　61.7
2007　アドマイヤムーン　重　2分17秒2　51.2=38.4=47.6　63.7

昨年の厳しいローテーションなどから狙いを下げたトゥザグローリーに勝たれてしまった。先団好位からの競馬で4角でゴチャついて置かれたが、そこから外に持ち出して差し切ったのだから横綱相撲とも言える。昨年の10月から今日まで6戦して3勝、内重賞2勝は馬が本格化した証なのかも？　大型馬なので使い込んで良くなるタイプかも知れないが、先々阪神大賞典から天皇賞のローテーションで最後まで調子を維持できるのだろうかとの疑念はある。

インの5番手と絶好のポジションから直線大外に持ち出して追い込んできて2着のメイショウベルーガは京都外回りの下り坂で加速できるコース巧者振りを発揮した。淀の二千二百以上では3勝し掲示板を外したのは昨年の天皇賞だけである。逆に言うと京都でしか馬券にならない馬でもある。この馬も阪神大賞典から盾に向うと思うが、幾ら得意の淀の外回りでも三千二の男馬のトップクラス相手では分が悪いと思う。

中団からの競馬で直線は一旦先頭にでたヒルノダムールだったが、伸びいまひとつで0.3差の3着。昨年1月の若駒Ｓに勝って以来未勝利なのはワンパンチ足りなさがあるからだろう。マンハッタンカフェ産駒は中長距離での成長力に翳りが出てくる頃なので、この先も重賞で人気になるだろうが、よほど恵まれない限り勝てないような気がする。ただ、小回りの阪神二千(大阪杯)なら軽視しないほうが良いかも？

前半掛かり通しだったダノンシャンティはレースが終った頃に見せた直線の末脚には少し見所があって0.5差の4着。58Kを背負って得意とは言えない距離だったことを考えるとマズマズかもしれない。次は大阪杯から安田記念のローテーションになると思うが、切れ味も戻ってきたようなので群雄割拠のマイル戦線で抜出すのはこの馬だと思っているのだが…。ゴールスキーやダノンヨーヨーとの対決が楽しみだ。

本命に推したオウケンブルースリは最後方からの競馬。3～4角での勝負所での反応も鈍く直線もダラダラとした末脚。二千二は距離不足もあるだろうが、体調の良化に手間取っているのは気になる。馬にも闘争心が無くなって来ているのかも？　

+18Kのビッグウィークは58Kで少し重目残りだったこともあり直線では最後止まってしまった。レベルの低かった菊花賞を勝ったとフロック視されているが、長距離戦で上りのかかるような展開になれば軽視できないように思う。次は阪神大賞典になると思うが、叩き2戦目で試金石のレースになりそうだ。