フェブラリーS 回顧 [競馬]
トランセンドのドバイへの壮行レースになった。JCダートに次いでG1を連覇し胸を張ってドバイに向うことができる。初めて経験するAWに戸惑わなければいいのだが…。
レース結果 天候; 馬場;良
--------------------------------------------------------------------
トランセンド 1:36.4 前半3F 35.7 - 4F 47.9
フリオーソ 1 1/2 上り4F 48.5 - 3F 36.3
△ バーディバーディ クビ
〇 ダノンカモン 1 1/4
△ マチカネニホンバレ クビ
--------------------------------------------------------------------
馬券 今年も玉砕でした…
好スタートのトランセンドが下馬評どおりハナに立った。ハナを争うと見られていたフリオーソはスタート直後の芝で加速がつかず後方に置かれ、替わってセイクリムズン、マチカネニホンバレが2,3番手でトランセンドを追いかけた。ラップは3ハロン35.7、1000mが60.1とG1としてはスローで、隊形も離れた殿のビクトリーテツニー以外は一塊。
半マイル標識あたりからマチカネニホンバレに並ばれ厳しい展開になったトランセンドだが、直線坂を登ってから1馬身ほど退けて独走態勢に入った。バテたマチカネに替わりバーデイバーディが2番手に上がってきたが前を捉える勢いは無いばかりか大外から伸びてきたフリオーソにゴール直前で捉まってしまった。
何故か時計の掛かっていた今開催のダートだが、それにしても時計は遅くスローペースで逃げ切れたのは鋭い末脚を使う馬が不在だった為で、相手に恵まれた勝利と言えるのでは…。上り3ハロンの最高タイムがフリオーソの35.7とG1とは思えないほどかかっている。最終レースでロラパルーザが上り3f34.9で後方一気を決めていることからも、G1馬なら悪くとも35秒台前半の末脚を使えて当然のはずだが…。相当低レベルのG1と見て秋のG1戦線ではメンバーがガラリ一変の可能性が高いのでは…。
前半=中盤=後半 1000m
2011 トランセンド 良 1分36秒4 35.7=24.4=36.3 60.1
2010 エスポワールシチー 良 1分34秒9 34.8=24.4=35.7 59.2
2009 サクセスブロッケン 稍 1分34秒6 35.1=23.7=35.8 58.8
2007 ヴァーミリアン 良 1分35秒3 34.8=24.3=36.2 59.1
2006 サンライズバッカス 不 1分34秒8 34.6=25.5=36.1 58.9
昨秋の武蔵野Sからマイルのスピード競馬では足りないと見ていたトランセンドだが、時計のかかるダートにも恵まれ逃げ切り勝ちを収めた。ここ10年で逃げ切ったのはメイショウボーラーに次いで2頭目であるので、これ自体は賞賛できるかも? 最後の2ハロンが11.9-12.3とラップが落ちなかったのは、道中絡まれていた割には楽に走っていたからかも。それにしてもそれ程強さを感じられないのはどうしてなんだろうか? 次はドバイのGodolphin Mile(AW 1600m)のようだが、今日のように楽に逃がしてもらえると思えないので苦戦すると思う。
2着のフリオーソは芝とダートの切れ目で馬が戸惑い後方からの競馬になってしまったが、直線外に持ち出してからの末脚の伸びは目を引いた。この馬も時計のかかるダートになったため好走できた部類だと思う。既に7歳なのでそうそう昇り目はないように思うので、この後中央のダートに参戦してきたら危険な人気馬になりそうな雰囲気がある。
中団馬群からの競馬はバーディバーディ。直線坂下から馬群を抜出して前の2頭を追いかけ残り200過ぎてマチカネニホンバレを捉えたがそこで一杯になってしまい、最後外から来たフリオーソに交された。現時点の力は出し切ったように思うが、この馬もフリオーソ同様ブライアンズタイム産駒なので時計のかかる馬場になったのだ幸いしたように思う。
本命に推したシルクメビウスは後方馬群からの競馬で、直線はバラけてから少し脚を使った程度で0.7差の8着。時計のかかるダートになったうえに流れが遅く展開が向かなかったこともあるが、4歳時の勢いには戻っていなかったようだ。展開次第の馬なので次走人気が落ちるようなら狙って面白いかも…。
コスモファントムはダート血統だと見たが何と2.5差の殿負け。4角までは中団馬群で流れに乗っているように見えたが、直線はズルズルと後退するばかりで何とも不可思議な負け方であった。力の要るダートは向かないのかも?
携帯からです
またきまぁす(^_-)
by egg (2011-02-23 13:27)