高松宮記念 回顧 [競馬]
高齢馬が上位を占めたことでスプリント戦線の世代交代はお預けになった。今日の上位馬はスプリンターズSで香港のUltra Fantasyにアッサリ負けているので低いレベルのレースと言えるかも? Dubai Golden ShaheenではシンガポールのRocket Manが圧勝し、香港勢も3、4着と力を見せているので、秋のスプリンターズSに遠征してくれば日本勢は太刀打ちできないかも?
レース結果 天候; 馬場;良
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△ キンシャサノキセキ 1:07.9 前半3F 33.6
▲ サンカルロ 1 1/4 上り4F 45.0 - 3F 34.3
アーバニティ アタマ
ビービーガルダン クビ+アタマ
△ レッドスパーダ 1 1/2
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馬券 ちょっと捻りすぎたわ…
逃げたのはヘッドライナーで2番手にダッシャーゴーゴー、その後ろにキンシャサノキセキ、ワンカラット、ジョーカプチーノ、レッドスパーダなど有力馬が続いた。前半の3ハロンは33.6とG1とすれば平均より少し速い程度だろう。
4角で先頭に並んダッシャーゴーゴーが直線早目に抜け出したところに、キンシャサノキセキが残り200過ぎで並びかけ楽に交わし突き放してゴール。前後半の時計が「33.6=34.3」でイーヴンになり易い阪神千二のセントウルSよりは中山のスプリンターズSに近いそれになった。それだけ底力勝負になったレースと言えるだろう。
‐10Kとキッチリと仕上げてきたキンシャサノキセキは好スタートから4番手に。4角では馬なりで3番手に進出し、直線でも並ぶ間もなくダッシャーゴーゴー交わし、スプリント戦では決定的な1 1/4の差を2着馬につけた。強いの一言でとても8歳馬と思えない活力があったが、南半球産は今年の7月までは世界基準なら7歳なので少し字面に惑わされたかも? 高松宮記念連覇を勲章に突然引退・種牡馬生活入りが発表されたが、母系もしっかりしているので、それだけ生産地からの期待が高い馬であるのだろう。
サンカルロは千二だとダッシュ力がないためどうしても位置取りが後方になる。直線インの馬群に突っ込んでなんとか捌いて脚を伸ばしてきたが、ゴール寸前でアーバニティを捉えての2着がやっと。もう少し前で競馬できないとスプリントG1を勝つことは無理かも?
好スタートから一旦下げてインに入りスムーズな競馬で直線に向いたアーバニティは一瞬2着の場面もあったがサンカルロに追い負けての3着。スティンガーの半弟らしい素質の一端を見せた。
ダッシャーゴーゴーは積極的な競馬で直線早目に先頭に立つも残り100あたりから脚が上がり4着入線したが3角の内斜行で11着降着。サクラバクシンオー産駒らしく前半が少し速くなると末が持たないようだ。それにしてもG1で2度目の降着は頂けない。ヤネは下ろされるだろうな…
ジョーカプチーノは逃げると見ていたが好スタート切った割には押え気味の消極的競馬が仇になったようだ。この馬の持ち味であるスピードを活かしきれていないのと、逃げていれば3角での不利もなかったと思うのだが…。
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