フローラS 回顧 [競馬]
昨年のサンテミリオンやアグネスワルツのような馬が出現するかと期待して見ていたが、残念ながらいつものフローラSのレベルに戻ってしまったようだ。オークスはやはり桜花賞組が中心になりそうだ。
天候; 馬場;重
--------------------------------------------------------------------
バウンシーチューン 2:03.3 前半3F 35.7 - 4F 47.7
マイネソルシェール アタマ 上り4F 50.2 - 3F 37.8
ピュアブリーゼ クビ
ハッピーグラス 1/2
マイネイサベル 3/4
--------------------------------------------------------------------
馬券 カスリもしないわ…
ハナを切ったのはカトルズリップスで1000mが60.4と馬場状態を考えればハイペースで後続を3馬身ほど引き離しての逃げとなった。カトルズリップスは直線残り200までは粘っていたが、そこから3、4番手を進んだピュアブリーゼが一旦抜け出したが、外からバウンシーチューン、中からマイネソルシエールが迫ってゴール寸前で捉えた。
水を含んだ長めの洋芝のため二千で2~3秒以上時計がかかっていたと想定されるので、勝ちタイム自体は水準にあると思うが、上がりが勝ったバウンシーチューンでさえ36.2なので、前に行った馬が最後止まったので差し切れたような結果だ。大半が1勝馬のレベルの低い一戦でオークスでも通用するような馬の出現はなかったように思うのだが…。
前半=中盤=後半 1000m
2011 バウンシーチューン 重 2分03秒3 47.7=37.8=37.8 60.4
2010 サンテミリオン 良 2分00秒2 48.1=37.3=34.8 60.6
2009 ディアジーナ 良 2分02秒2 48.1=37.5=36.3 60.6
2008 レッドアゲート 良 2分00秒5 48.4=37.0=35.1 61.1
2007 ベッラレイア 良 2分00秒8 48.4=36.9=35.5 60.9
412Kと小柄なステイゴールド産駒のバウンシーチューンは後方3番手から。直線外目に持ち出して先行勢をまとめて差し切った。ハイペースになり持ち味の末の切れが嵌ったようにも思う。BMSがトニービンで小柄に出たステイゴールド産駒なので走る雰囲気はあるが、追い込み一手の脚質なのでスローになり易いオークスでは良馬場なら掲示板がやっとかも…。ただ、成長力はありそうなので秋から4歳にかけて牝馬重賞戦線で活躍する可能性はあると思うのだが、何となくアルコセニョーラと同じようなタイプに見えるのだが…。
2着のマイネソルシエールは先団に位置し馬場の最内を通り直線も長くいい脚を使っていた。母は愛知杯を勝ったマイネソーサリス、祖母はクイーンS3着のマイネマジックとそこそこ走る馬を出している母系だが、今日はロスのない競馬で恵まれた感がする。どちらかと言うとローカル向きの馬だと思うのだが…。
3着のピュアブリーゼは正攻法で最も強い競馬をしたと思う。3番手追走から直線残り200過ぎで抜け出したがゴール寸前で捉ってしまった。父、母とも欧州系の重厚な血統で時計がかかる重い芝が合っているようなので、洋芝の函館、札幌で注目したい馬だ。
期待したダンスファンタジアは中団からの競馬だったが、直線は手応えのの割に伸びず1.0差の13着。明らかに距離が長かったように思うのと、重が下手とは見えないのでスローの上り勝負でしか通用しない馬なのかも?
コメント 0