天皇賞 予想

現8歳世代が3年連続で天皇賞馬を輩出し昨年は6歳馬と7歳馬の決着。今年は4歳馬が9頭出走してきた。やはり勢いのある4歳馬の出走頭数が多いと華やかになる。

日曜の淀は朝から雨予報で雨量も多そうだ。馬場は悪化し瞬発力勝負の馬は切れ味が殺がれるだろう。坂の下りから持続力のある末脚を使える馬が台頭しスタミナ勝負になるかも？

逃げ馬はいないが先行馬は多い。押し出されるようにビートブラック、ナムラクレセントあたりがハナに立ちそうだ。ペースが遅ければ早めに押し上げるトゥザグローリー、上がり勝負を避けたいマイネルキッツがいるので先団グループの動きは残り千あたりから激しくなりそうだ。推定タイムは稍重～重で3分17秒台と時計のかかる盾になりそうだ。

馬場が渋っても4歳世代中心は動かないと思う。Ｇ１馬のエイシンフラッシュ、ローズキングダム、有馬記念3着で重賞連勝中のトゥザグローリー、Ｇ１で善戦しているペルーサ、ヒルノダムール、距離延びて頭角を現してきたコスモメドウの6頭の競馬になると思う。ナムラクレセントとマイネルキッツの昨年の掲示板組は今年のハイレベルなメンバーに入ると如何にも格下の感がある。フランスから遠征してきたジェントゥー(Gentoo)は馬場が渋っても本質的にスピードが足りないだろうし、今や世界最高峰のレースで活躍するヴィクトワールピサやナカヤマフェスタ、ブエナビスタと死闘を繰り返してきたこのメンバー相手のアウェーでは分が悪過ぎる。

今年の盾は一言で言えばサンデーサイレンスvsKingmamboだ。三千二の天皇賞でミスプロ系産駒が勝ったことはなく2007年に2着エリモエクスパイア(父スキャターザゴールド)、3着トウカイトリック(父エルコンドルパサー)があるだけなので今年は盾の歴史に新たなページを書き記す大きなチャンスだ。重馬場を得意とするKingmambo産駒なのでキングカメハメハもKing's Bestもこの点については問題なさそうだが、2マイルの距離適性が明暗を分けそうだ。

ローズキングダムは菊花賞で仕掛けた時モタモタは長距離のため馬に負担がかかっていたのだろう。菊から更にひとハロン延びる2マイルに適性が高いとは思えないし、非力なタイプが多い一族なので直線が平坦の淀はプラス材料だが馬場が渋ってスタミナ勝負になるのはマイナス材料だ。

トゥザグローリーの2マイル適性は折り合い次第だろう。前半スローでもテン乗りの四位が持っていかれるようなことはないと思うが、少しでもエキサイトすると末の脚に響きそうだ。人気を背負って早仕掛けになると中距離馬の本性が出てくるかも？

血統からエイシンフラッシュは重も2マイルもどんと来いのタイプである。超スローのダービーを極限の瞬発力勝負で制したので距離延長は良くないのではとの見方もあるが、Workforceを出している父とドイツセントレジャー馬の母の組合せで伸びやかな体型から距離延長はプラスと見たい。

距離二千六以上を使うようになってからあれよあれよという間に出世してきたコスモメドウは母系から3頭の英セントレジャー馬を出しているステイヤー血統でBMSがSadler's Wellsなのでスタミナが要求される重馬場も合っている。クラシック本流組と力比較でどうかだが、伸び盛りの上がり馬なので未知の魅力がある。

日経賞をひと叩きして狙いすましているのがペルーサだ。天皇賞2着のゼンノロブロイが父で母系はマイルから二千の活躍馬が主流だが、折り合いがスムーズなので2マイルにも対応できそうだ。長距離の第一人者ノリがヤネなので極端な出遅れがない限り十分チャンスはあると思う。

ヒルノダムールは小回りの二千を最も得意とするが、このタイプは淀の2マイルでも流れ次第ではそこそこ競馬ができてしまう。ドリームジャーニーがいい例だ。複穴候補だろう。

　　まとめると

◎　ぺルーサ
〇　エイシンフラッシュ
▲　コスモメドウ
△　トゥザグローリー　ローズキングダム
☆　ヒルノダムール

馬券は◎からの馬連、◎を１、2着固定の3連単にしたい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

タグ：天皇賞 ペルーサ

コメント 2

私は本命と対抗が逆です！内博に頑張ってもらいましょう！ダービー勝ちは伊達じゃない！
by ドリームCB750 (2011-05-01 02:18) 

＞ドリームCB750 さん

実は迷ったのですよ、本命を。結局勝つのはサンデー系と見てペルーサにしましたが、勝ったのはやっぱりサンデー系でしたがマンハッタンカフェ産駒とは…

ドリームCB750 さんはエイシンを軸にしたと思いますので、少なくとも馬連は取ったという事でいいですよね。

by miharukoma (2011-05-03 14:58)