SSブログ

天皇賞 回顧 [競馬]

勝ったのはサンデーサイレンス系マンハッタンカフェ産駒ヒルノダムールで3、4着もサンデーサイレンス系。ミスプロ系はKing's Best産駒エイシンフラッシュの2着が最高でキングカメハメハ産駒の2頭は馬群に沈んだ。晴れてG1ホースとなったヒルノダムールは父マンハッタンカフェと親子による盾制覇となった。[soon]

レース結果            天候;[曇り]   馬場;稍重
--------------------------------------------------------------------
[1] ☆ ヒルノダムール     3:20.6  前半4F 50.8 - 6F 76.7
[2] 〇 エイシンフラッシュ   1/2     上り4F 47.7 - 3F 36.0
[3]    ナムラクレセント    1 1/2
[4]    マカニビスティ     1 1/4
[5]    トウカイトリック      クビ
--------------------------------------------------------------------
馬券 ペルーサと心中だわ…[ちっ(怒った顔)] 勝つのはサンデーと見ていたのだが…[むかっ(怒り)]  

keiba_GⅠ_01.jpg天皇賞の前の10R錦Sでオペラハウス産駒が勝ち、3着はクロフネ産駒と来たので、稍重発表以上にパワーが必要な芝状態と見て非力タイプの△ローズキングダムを馬券から外し☆ヒルノダムールを△に格上げした。

ゲシュタルトがハナに立ち正面スタンド前に入ってきたが、1000m過ぎでコスモヘレノスが先頭に立った。リードを広げるコスモヘレノスを1角あたりでトゥザグローリーが交わして先頭を奪ったが、バックストレッチの1800過ぎでスタートで出遅れたナムラクレセントが一気に先頭に踊り出た。目まぐるしく先頭が入れ替わる乱れた展開だったが、流れは終始スローで3角の下りからピッチが上がり長くいい脚を使う勝負になった。道中内々でロスのない競馬をした馬が1、4、5着に来たとこを見ると、遅い流れの割にはパワーとスタミナが求められるレースだったように思う。

4ハロン毎のタイムは50秒台が3回と2002年マンハッタンカフェが勝った時のラップと似ているのは直仔のヒルノダムールに味方したかも? マイルで1秒以上時計を要していた馬場を考慮すると4ハロン毎のタイムは「50.3=50.9=50.2=47.2」の3分18秒6と計算できるが、ハイレベルと言われている4歳世代のトップクラスが揃って出走したレースにしては物足りない時計だ。

高松宮記念と今日のレースから見えてくることはレベルが高い4歳世代と言うのはマイルからマイル半の所謂中距離戦だけで、スプリント戦やステイヤー戦では他の世代と変わり映えしないということだ。

                                 前半=中前=中後=後半 1000-2000
2011 ヒルノダムール   3分20秒6 稍 50.8=51.4=50.7=47.7 64.2-2:08.7 
2010 ジャガーメイル   3分15秒7 良 48.7=49.6=51.4=46.0 60.7-2:04.6
2009 マイネルキッツ   3分14秒4 良 48.6=48.4=50.6=46.8 60.2-2:02.7
2008 アドマイヤジュピタ 3分15秒1 良 49.0=48.9=50.1=47.1 61.1-2:03.0
2007 メイショウサムソン 3分14秒1 良 48.5=48.2=50.8=46.6 60.3-2:02.0
2006 ディープインパクト 3分13秒4 良 48.1=49.6=50.9=44.8 60.3-2:03.0
2002 マンハッタンカフェ 3分19秒5 良 52.5=51.0=50.5=45.5 65.7-2:09.4

ヒルノダムールは早めの4番手と前に出した競馬で、終始内々の先団でジッとして脚を溜められたのが直線での伸びにつながったが、切れ負けするこの馬にとって時計のかかる馬場で上がりもかかるロングスパート戦になったのが幸いした。血統面でBMSラムタラの名が残る可能性が出てきたことは喜ばしいことだ。今後は宝塚記念や有馬記念なら狙えるが、瞬発力勝負になり易い府中の天皇賞やJCでは嫌ってみたい馬だと思う。凱旋門賞挑戦の話もあるのでこの秋は府中で走らないかもしれないが…。

血統的にもパワーのいる馬場は得意だろうと見ていたエイシンフラッシュは中団の外目を回り、直線は外から内に切れ込みながら脚を伸ばしてきたが最後は前を行くヒルノダムールと同じ脚色になり半馬身届かなかった。勝馬との差は通ったコースの差だけだが、ウチパクの4角外を回るワンパターンの乗り方では勝てるレースも勝てなくなるのでは?ダービーは超スローの究極の瞬発力勝負、今回は長くスタミナのある末脚とどんなレースにでも対応できる万能型タイプだが、所謂器用貧乏的なとこがあり中々勝ちきれないレースが今後も続くかも? とは言っても連の軸としては中々切れない馬になりそうだ。

スタートで出遅れたナムラクレセントは向う正面のハロンラップが13.9に落ちたとこで外を通って先頭に立ち、直線も残り100まで粘っていたが最後は力尽きた。昨年は離された4着で今年は0.3差の3着と三千以上の長距離線は堅実であるが、マイル半前後の距離になるとになると決め手のなさが露呈するので掲示板がやっとだろう。今後のG1戦線ではよっぽど恵まれないと馬券に絡んでくることはないと思う。

期待したペルーサは早々と3番手につけ徐々に位置は下げ3角から勝馬とほぼ同じ位置取りで余裕ある走りに見えたが、直線追い出されると全く反応せず0.9差の8着。元々距離不安から菊を見送り府中の盾に向かった馬なので、やはりスタミナ不足で距離が長かったようだ。府中の天皇賞やJC、有馬を見るとマイル半でも少し距離が長く二千前後がいい馬かも? 宝塚記念は合っていると思うので再度重いシルシを打つつもりだが…。

トゥザグローリーは馬の気分に任せて1400過ぎで先頭に立ったが、途中で息を入れようとした所にナムラクレセントの奇襲にあいペースを乱されたのが直接の敗因だろう。だが本質的に中距離馬なので最後はスタミナが切れていたようだし、昨秋から使い詰めで疲労が溜まっていたようにも思われるので、この後の宝塚も危ないような気がする。

スローペースの瞬発力勝負でG1戦線を凌いできたローズキングダムもあまりのスローに折り合えなかったようだが、渋った馬場でパワーが必要になると非力なこの馬にはいくら直線平坦の淀でも4角で手応え怪しく最後はバタバタであった。母ローズバドが古馬になってから成長力に欠けたことを思うと、この馬もピークを過ぎた可能性もあるが、秋の府中なら軽い芝の瞬発力勝負になり易いので見直しが必要かも? それと中距離で実績がある馬だが、府中ならマイルも適性が高いような気もするので安田記念を使って見るのもいいかも…。

 


nice!(7)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 7

コメント 2

yan

ダービー馬はダービー馬からと言います。
春天馬は春天馬からと言うことでしたね。
シンプルに決まるのも、たまにはいいですよね。
by yan (2011-05-05 22:08) 

miharukoma

>yan さん

シンプルのついでに天皇賞2着馬ゼンノロブロイ産駒ペルーサが2着だったらなぁ~なんて思っています。

ダービーもシンプルな結果になるのかなぁ~

by miharukoma (2011-05-06 18:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

青葉賞 回顧京都新聞杯 予想 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。