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京王杯スプリングC 回顧 [競馬]

5月に入ってからRoberto系種牡馬の産駒の活躍が目に付く。京都新聞杯がクレスコグランド(父タニノギムレット)、新潟大賞典がセイクリッドバレー(父タニノギムレット)、そして今日のストロングリターン(父シンボリクリスエス)だ。3歳のこの時期に急成長する傾向がある血統なのでクラシックでも期待したいのだが、3歳世代にあまりいい馬は居ないのが寂しい。[soon]

          11489782.gif            天候;[晴れ]   馬場;良
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[1]    ストロングリターン   1:20.2  前半3F 35.0 - 4F 46.4
[2]    シルポート         ハナ    上り4F 45.2 - 3F 33.8
[3] 〇 ジョーカプチーノ     クビ
[4]    コスモセンサー     3/4
[5]    クレバートウショウ   1/2
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馬券 何とも酷い予想でした…[モバQ] 

ゲートをジワッと出したシルポートが楽にハナに立ち、3ハロン35.0、1000が57.4のこのクラスでは超のつくスローペース。勝馬を除き掲示板に載ったのは内々を通り先団にいた馬ばかりだった。スローで上りの切れ味勝負のレースだったが、出走馬18頭中15頭が上り33秒台の脚を使っているので、前々で競馬した馬でないと上位にはこれない典型的な行った行ったのレースと言えよう。

前半が速くなりスタミナのあるスピードが求められる安田記念の参考にはならないレースとなった。今日の上位馬は日曜日のヴィクトリアマイルの勝馬アパパネにマイルG1では到底太刀打ちできないのでは? 

重賞初制覇となったストロングリターンは中団馬込みの中からのレースで、直線坂下で包まれ気味だったが上手く前が開くと残り200からビューンと伸びてきて逃げ粘るシルポートに並んでゴール。僅かにハナ前に出ていた。馬群の中で折り合えたのと包まれたことで脚を溜められたのが末脚の切れになったことが勝因だろう。半兄のダイワマックワン(父Langfuhr-Danzig)は芝千二で5勝したスプリンターだったが、父がシンボリクリスエスに替わり兄以上に距離融通性がありそうだ。とは言ってもG1では力が足りなそうなので新潟の関屋記念あたりが狙い目かも?

単騎の楽な逃げとなったシルポートはペースを落とし過ぎたため瞬発力勝負になったのが最後に響いたようだ。4角から直線坂下でスパートして後続を引き離す強気な乗り方なら逃げ切っていたのでは? 力をつけてきてはいるが昨年末から7戦となりそろそろ勤続疲労が心配になって来る頃だ。安田記念に行くのかそれとも得意の千八エプソムCに向かうのかわからないが、今の調子を維持できるかは少々疑問に思うのだが…。

押さえて2番手につけたジョーカプチーノは緩い流れでも折り合っていたようだが、結局逃げ馬を捉えられず3着。昨年のNHKマイルの覇者らしい強気な競馬をすれば勝っていたように思うのので溜め殺しと言えるかも? 

サンカルロはこのスローペースを後方からの競馬では参加するだけだった。+10Kだったこともありテンにもたついて好位置を取れなかったことや直線も最内で馬群が密集して思うように追い出せなかったなどチグハグな競馬だった。まあ、ある程度は戦前から予想されたことではあるのだが…。

本命に推したフィフスペトルは中団やや後ろ目のインから。内ラチ沿いの経済コースを通って脚は残っていたがスローな流れで直線も前が開かず完全に脚を余したように見えた。長期の休養があったが2戦使って復調の兆しが見えるので夏のローカルでは注目したい馬だと思う。

 


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馬爺

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今回馬爺の気儘な競馬は移設いたして新規に
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by 馬爺 (2011-05-17 20:01) 

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