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オークス 回顧 [競馬]

3勝馬が3頭いて1、3、4着と上位を占めたことから、現時点で力のある馬が順当に走ったオークスとも言えるが、明暗を分けたのは突然の雨でパワーが必要になったことかも?[soon]

レース結果            天候;[雨]   馬場;良
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[1]    エリンコート      2:25.7  前半3F 35.9 - 5F 60.7
[2]    ピュアブリーゼ     クビ    上り4F 47.8 - 3F 35.3
[3] 〇 ホエールキャプチャ  ハナ
[4] ◎ マルセリーナ      2 1/2
[5]    スピードリッパー    クビ
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馬券 不調ですわ…[もうやだ~(悲しい顔)] 

keiba_GⅠ_01.jpg先ずライステラスが飛び出したが、大外枠からピュアブリーゼがこれを制してハナに立った。快調に逃げるヨシトミのピュアブリーゼは1000mが60.7。レース直前から激しい雨が降る中良発表の馬場だったが、12Rから稍重に変更されたことを思えば急速に悪化して稍重に近い状態だったかも? その馬場状態を加味すれば平均ペースの逃げで、中盤も緩めることなかったため後続になし崩し的に脚を使わせる逃げとなった。

4角で後続を引き付け坂下から差を広げるベテランらしい絶妙な手綱捌きのセンセイは残り200過ぎても先頭で左鞭を連発して粘り込みを図ったが、最後エリンコートの差脚に僅かに屈したものの、外から迫ってきたホエールキャプチャをハナ押さえた。

勝ち時計は2007年ローブデコルテのオークスレコードに次ぐ歴代2位の好タイムだった。過去のレースとラップを比較すると前半こそ緩めだったが、中盤が速く後半もスピードがあまり落ちなかった。時計こそ速いが、どちらかと言うとパワーと持続力の勝負になったレースと言えるかも?

別路線組が1、2着し桜花賞組は3~5着と期待を裏切ったが、あの縦長隊列を人気の2頭は後方待機策と折り合い重視とは言っても消極的過ぎると思う。マルセリーナの調教師はアンカツの騎乗に不満を漏らしていたようなので、ブエナビスタ同様にヤネの交替もあるのでは…

                                       前半=中盤=後半 1200m
2011年 エリンコート          良 2分25秒7 48.3=49.6=47.8 72.9
2010年 アパパネ・サンテミリオン 稍 2分29秒9 47.8=52.7=49.4 73.7
2009年 ブエナビスタ          良 2分26秒1 48.5=50.2=47.4 73.5
2008年 トールポピー         稍 2分28秒8 48.7=51.5=48.6 74.3
2007年 ローブデコルテ        良 2分25秒3 47.0=50.1=48.2 71.9
2006年 カワカミプリンセス      良 2分26秒2 46.3=50.5=49.4 70.5

雨が降ってきたのでクロフネ産駒ホエールキャプチャを◎に格上げし、非力タイプと見ていた△メデタシを外し代わりにポップロックの半妹スピードリッパーを加えて馬券を購入したが、それでもやっとカスッた程度であった。

縦長隊列の中団からの競馬となったエリンコートは、坂下から追い出され長くいい脚を使って伸びてきた。抜群に切れるわけではないが決してバテない末脚でジワジワと逃げるピュアブリーゼを追い詰めてゴール直前で捉えてクビほど前に出た。直線内にササリ気味で内のスピードリッパーと接触するなどヤネを手こずらせながらも伸びてくるのだから、真直ぐ走ったらもっと鋭い伸びになったかも? ただ上がりの速い軽い芝の淀は向いていないようにも思えるので秋華賞では流れが緩むと切れ負けしそうだ。それにしてもデュランダル産駒のエリンコートが府中マイル半のG1を勝つなんて想像もできないことである。デュランダル自身はスプリント色の強いマイラーで母もスプリンターだったので、忘れな草賞二千を勝っていたにしても府中の二千四百は持つはずがないと見ていたのだが…。血統の奥深さを改めて思い知らされたような気がする。

逃げて粘ったピュアブリーゼは平均ペースで中盤ラップを落とさなかったことが良かったように思う。それに雨で若干力のいる馬場になったのも欧州血統のこの馬に味方したようだ。ただ今日のとこはセンセイの巧妙な逃げ戦法がハマったともいえるので、ジワッと先頭に立てるようなレースにならないと今後好走するのは難しいかも…。

スタートで煽ったホエールキャプチャだったがすぐに内に潜り込んで後方から。直線やや外に持ち出してエリンコートの外から猛然と差してきたがクビ+ハナ届かずの3着。クロフネ産駒らしくG1では底力の欠くレースになったとも言える。馬場が渋ったことでこの馬向きのレースになったことを考えれば不満の残る結果のように思う。不安のあった距離は何とかこなしたように映るが、相手関係でそう見えるだけで本質的には二千が限度のように思うのだが…。

マルセリーナは後方3、4番手の位置。縦長だったのであまりにも後ろ過ぎた。挙句4角大外を回すようでは…。アンカツのヘグッた騎乗と言えるだろう。さすがに直線の一瞬の脚には見るべきとこがあったが、それも長続きせず最後は前と同じ脚色。母系がマイラー色の強い血統なので距離も少し長いのかも?

エアグルーヴの下グルヴェイグは直前の雨で力のいる馬場になったのが堪えたようだが、やはりこの血統は春は子供子供で秋になってからなのかも?

 


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ドリームCB750

いよいよダービーですね。そろそろ当てないと・・・。
by ドリームCB750 (2011-05-26 23:22) 

miharukoma

>ドリームCB750 さん

当てたいですね。
できれば皐月賞1、2着馬を外して当てたいですね。
危険すぎるかな?

by miharukoma (2011-05-28 10:06) 

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