金鯱賞 回顧

上位3頭はBMSがトニービン。小生が本命にしたネオヴァンドームもBMSトニービンだったのだが…。掲示板に載った馬のBMSはトニービン、エリシオ、サドラーズウェルズと欧州系で力の要る芝適性のある血統だった。

　　　　　     　　　　　　　天候；　　 馬場；不良
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　〇　ルーラーシップ　　　　2:02.4　　前半3F 36.6 - 4F 49.4
　△　キャプテントゥーレ　　 ３／４　　  上り4F 48.1 - 3F 36.3
　▲　アーネストリー　　　　 ２ 1/2
　　　 ホワイトピルグリム　　３
　△　アンライバルド　　　　１ 1/4
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馬券　キャプテンがハナに立った時点で馬券は諦めました…

逃げると思われたエーシンジーラインはテン乗り騎手が消極的だったためキャプテントゥーレが労せずしてハナに立った。1000m61.8と不良馬場にしても緩いマイペースに持ち込んで4角手前からスピードアップして2番手アーネストリーを引き離す勝ちパターンに持ち込んだが、ゴール寸前でルーラーシップの豪脚に捉まった。

前後半は「61.8=60.6」とスローの上り勝負だったが、残り4ハロンから11秒台のラップが刻まれているので持続力のある末脚が求められたレースであったと言える。前に出して行った実力馬が2、3、5着と上位を占めているのでスローの道悪の前残り競馬とも言えるだろう。

スタートで煽って落馬寸前の出遅れをしたルーラーシップは外を通ってジワジワとポジションを上げていき3角では中団、4角では4番手と射程圏の位置。直線に入るとグイグイと末脚を伸ばし逃げ粘るキャプテントゥーレとの差を詰めてキッチリとゴール寸前で差し切った。3馬身以上出遅れてバックストレッチ中程あたりから外々を回って相当脚を使っているのに、直線のあの脚には恐れ入谷の鬼子母神だ。馬体重は日経新春杯と同じ496Kと何とか仕上げてきたようだが、それでもドバイ遠征の後遺症は幾らか残っていただろうし、大跳びの馬なので小回りコースも得意ではない中でのこの強さは完全に本格化なったと言っていいのでは。宝塚記念でも今日のようにノビノビと走れるようだとＧ１のタイトルを手中にするかも？　ユーイチはトゥザグローリーとルーラーシップのどちらに乗るのだろうか？

キャプテントゥーレはゆっくりハナに立てたので道中は楽な逃げとなり、本来なら逃げ切りのパターンだったが相手が悪かった。小回りコースの二千は堅実に走るが、決め手に欠けるので中々二つ目のＧ１タイトルには届かない。宝塚は距離がひとハロン長いが、この春は3戦しかしていないし、この後秋までに使えるレースは別定の関谷記念と札幌記念くらいなのでもしかしたら使ってくるかも？　逃げ馬がいない組み合わせになれば宝塚でも人気になるかもしれないが、恵まれても掲示板がやっとかも？

7か月ぶりのアーネストリーは+6Kと幾分余裕残しの馬体。2番手からそのまま流れ込んでの0.5差の3着。久々の分追われてからの伸びはイマイチだったが、順調なら叩いた次は変わってくるだろう。昨年3着の宝塚記念では人気になると思うが、どうやっても4歳勢には歯が立たないと思うのだが…。

一昨年の皐月賞馬で実に1年半ぶりのレースとなったアンライバルドは3番手につけてマズマズの競馬だったが、直線はさすがに息が持たなかったようだがバテてはいない。屈腱炎が再発せず順調なら宝塚でもそこそこやれるのでは？　ただ早熟タイプの可能性が高いので人気なら蹴って見たい馬だ。

本命に推したネオヴァンドームは中団のいい位置にいたが、勝負所での反応が鈍く流れ込んだだけの2.2差の10着。Ｇ２ではまだ能力的に足りないレベルのようだ。ネオユニヴァース産駒だがこちらはまだ成長余力がありそうなので、良馬場のマイルから千八なら重賞でも馬券に絡んでくるのでは…。

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