新潟記念 回顧 [競馬]
凱旋門賞出走を取り止めたヴィクトワールピサが31日帰国したようだ。左後肢跛行の回復状態が気になるが、秋の盾は無理せず回避し昨年同様JC→有馬記念のローテーションになるのでは? ヤネは今年もミルコ・デムーロで行くのだろうか?
レース結果 天候; 馬場;良
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ナリタクリスタル 1:59.1 前半3F 36.1 - 4F 48.1
△ サンライズベガ クビ 上り4F 45.8 - 3F 34.1
△ セイクリッドバレー 1 1/4
◎ タッチミーノット クビ
プティプランセス ハナ
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馬券 捻り過ぎたわ、昨年同様の予想で行けば…なぁ~。
ユタカがハナを主張する場面もあったが、サンライズベガが先頭に立ちナリタクリスタルは2番手。ペースは昨年とほぼ同じで1000mが60.9の予想通りのスロー。とは言っても2、3ハロン目が11秒台で緩急のある流れで後続はペースを乱されたかも?中盤はガクンとペースが落ち早めに仕掛けると見ていた中舘のオペラブラボーが動かなかったので、先行2頭にとっては楽な展開。結局、行った行ったで目標にされたサンライズがベガがナリタクリスタルにゴール手前で捉えられる単調なレースとなった。昨年の1、3着馬がハンデが増量されたにも関わらず1、2着と時計・内容とも平凡な重賞と言っていいだろう。
前半=中盤=後半 1000m
2011 ナリタクリスタル 良 1分59秒1 48.1=36.9=34.1 60.9
2010 ナリタクリスタル 良 1分58秒4 48.2=35.9=34.3 60.6
2009 ホッコーパドウシャ 良 1分59秒6 48.8=37.3=33.5 61.8
2008 アルコセニョーラ 良 1分57秒5 46.8=36.4=34.3 58.8
2007 ユメノシルシ 良 1分57秒8 46.2=36.1=36.5 58.1
史上初めて新潟記念を連覇したナリタクリスタルだが、ハナを奪う勢いでスタートした時点でこの馬が勝つだろうと直感し、この時点で馬券は諦めていた。この馬は切れる脚こそないが追い通しでもバテない持続力が持ち味なので、今日のようにスタートがスローで難なく先手が取れると渋太い。トップハンデの57.5が堪えると見ていたし、ユタカなので中団から行くだろうと思い軽視したが、先週あたりから乗れてきたユタカにまんまとしてやられた。盾に向かうため間にひとレース使う予定のようだが恐らく中山のオールカマーだろう。先行できればオールカマーでも馬券に絡む可能性もありそうだが、G2では底力が足りないような気がするし、トーセンジョーダンあたりには歯が立たないと思う。ましてや府中の盾は切れ味が要求されるので参加するだけになるだろう。
Grey Sovereign記念との別名があるこのレースに違わず、父系にFortino、Zeddaanの血を持つサンライズベガ、セイクリッドバレーが2、3着。どちらも新潟二千巧者なので、今日の結果を持ってしても秋のG1、G2戦線では通用しないだろう。
本命に推したタッチミーノットはスローを見越して中団5番手からの競馬。直線外に持ち出して上り33.6で伸びてはいるものの前も止まらずで0.3差の4着。ダンスインザダーク産駒らしく信頼性に欠ける嫌いがあるようだが、府中の二千以上なら巻き返しがあるかも? アルゼンチン共和国杯に出生してくるようならハンデ次第では主力に狙う手もあるかも…。
七夕賞から二千の重賞が5鞍あったが勝馬も連対馬もすべて5歳以上の世代。3歳馬の出走はなかったので力比較は出来なかったが、最強世代と言われる4歳世代が七夕賞のアニメイトバイオの3着が最高で、他の重賞では掲示板がやっとの有り様。4歳世代のトップ8頭(ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ヒルノダムール、ルーラーシップ、トゥザグローリー、ペルーサ、ダークシャドウ)に次ぐ中長距離の上り馬はこの夏には現れなかったと言う事かも。3頭の勝馬を出した5歳世代では、勝馬より札幌記念で3着と復調気配を見せたレッドディザイアがG1戦線で期待できると見ているのだが…。
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