朝日ＣＣ 回顧

サイアーランキング首位独走中のキングカメハメハ。土曜はミッキードリーム、日曜はフィフスペトルと東西の重賞を産駒が制した。Ｇ２、３重賞では強さを見せているキングカメハメハ産駒だが、Ｇ１となるとローズキングダム、アパパネの2頭しか輩出していないのはミスプロ系らしく底力がイマイチで精神面の弱さが遺伝しているのかも…。

レース結果     　　　　　　　  天候；　　 馬場；良
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　△　ミッキードリーム　　　1:59.6　　前半3F 36.4 - 4F 49.0
　　　 エーシンジーライン　　 ハナ　　　上り4F 46.7 - 3F 34.9
　　　 レディアルパローザ　　クビ
　▲　ヤマニンキングリー　　ハナ
　△　サンライズマックス　　１／２
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馬券　全く見当違いの予想でした…

逃げたホクトスルタンの1000mは61.1と超スロー。そこから11秒台が4ハロン続き、徐々に加速する流れで長くいい脚を使う持続力の勝負となった。時計も遅く昨年と似たような中味では勝馬は兎も角として上位入線馬の今後はあまり期待しない方がいいと思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　              前半=中盤=後半　1000m
2011　ミッキードリーム　　  良　1分59秒6　49.0=35.7=34.9　61.1
2010　キャプテントゥーレ　 良　1分59秒2　48.8=35.6=34.8　61.2
2009　キャプテントゥーレ　 稍　2分00秒0　48.4=37.1=34.5　61.0
2008　ドリームジャーニー　良　1分58秒5　48.0=35.5=35.0　59.8
2007　インティライミ　　　   良　2分00秒0　49.6=36.2=34.2　62.1

3連勝で重賞初制覇となったミッキードリームだが、3歳時にはダノンシャンティの2着(毎日杯)と素質の片鱗を見せていた馬で、骨折で長期休養を余儀なくされたがようやく素質開花し本格化したと見ていいだろう。今日は5番手追走から直線渋太く脚を伸ばしてゴール寸前で前を捉えたのだから着差以上に強い内容だったと思う。今日のレースを見ると更に距離延長されても問題ないようだし、血統的にも母系にトニービンが入っており奥がありそうなので、広いコースになれば更にこの馬のいい面が出るように思う。

2番手からのレースになったエーシンジーラインは流れがスローだったため楽に追走でき、早めにホクトスルタンに並びかけ直線は一旦先頭に立ったが、もうひと踏ん張りが利かなかった。良績のない阪神での好走要因は展開に恵まれたことに尽きると思う。Storm Cat系Giant's Causeway産駒なので底力と成長力は疑問だが、得意の淀やローカル重賞なら勝ち負けは兎も角として馬券に絡んでくるかも？

3着のレディアルパローザは直線に向いた時の手応えからは差し切って可笑しくないと見ていたのだが、直線思ったほど伸び切れなかったのは、やはり距離が少し長かったからだろう。牝馬限定のマイル戦が最も重賞に近いと思うが、1800mの府中牝馬Ｓも相手次第では馬券に絡むかも？

右回りで適性を示したヤマニンキングリーは3番手追走から流れ込む形で差のない4着。58Kの斤量を考えるとそう悲観することもないように思うが、一時期の不調からは脱出したにしてもミスプロ系なのでそろそろ衰えの来る頃なので小回りローカルでも人気ほど走れないのでは…。

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