京都大賞典 回顧 [競馬]
4歳馬が1、2着で東のG2も上位は3、4歳馬。この秋のG1戦線は4歳馬が中心で3歳馬がどう絡んでくるかがポイントになりそうだ。伸びシロを考えると5歳以上のブエナビスタやアーネストリーには厳しい秋になるかも?
レース結果 天候; 馬場;良
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◎ ローズキングダム 2:24.1 前半3F 35.6 - 5F 60.9
ビートブラック 1 1/4 上り4F 45.6 - 3F 33.8
〇 オウケンブルースリ クビ
▲ ジャガーメイル アタマ
フォゲッタブルー 2 1/2
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馬券 見送り…
ネコパンチのハナで4馬身ほど離れた2番手にフォゲッタブル。ローズキングダムはさらに2馬身ほど離れた3番手。差なくビートブラック、オウケンブルースリが続き最後方にマイネルキッツ。
1000mが60.9で予想通りのスローで淡々とした流れ。レースが動いたのはこれまた予想通りに3角の下りからで4角では馬群は塊り直線に向いた。残り200でローズキングダムがアッサリと先頭に立ち楽々とゴールした。2着争いはアンカツのビートブラックが渋い脚を使ってオウケン、ジャガーの2頭のG1馬を僅かに退けた。
勝ち時計は2002年にナリタトップロードが記録した2分23秒6に次ぐ歴代2位だが、実質後半4ハロンの瞬発力勝負のレースで、G1馬4頭が出走した割には内容は平凡で期待したほどの見応えもなかった。
前半=中盤=後半 1200m
2011年 ローズキングダム 良 2分24秒1 48.3=50.2=45.6 1分13秒2
2010年 メイショウベルーガ 良 2分25秒0 45.7=49.9=49.4 1分09秒7
2009年 オウケンブルースリ 良 2分24秒3 46.8=48.5=49.0 1分11秒2
2008年 トーホウアラン 良 2分26秒9 48.5=51.8=46.6 1分14秒9
2007年 インティライミ 良 2分24秒8 48.9=50.3=45.6 1分13秒8
2006年 スイープトウショウ 良 2分31秒5 50.3=55.4=45.8 1分17秒8
3番手追走から後半3ハロン33.1の末脚で危なげなく抜け出して勝ったローズキングダムは59Kを背負っていたことを考えると完勝で格の違いを見せつけた競馬であった。非力な面のある系統なので直線平坦コースが最も力を発揮できるのは予想通りだが、懸念された折り合い面にも進境が伺われたので、ペースが速くなる天皇賞ではマイル半より二千のほうがレースはしやすいと思うものの持続力勝負になると分が悪いかも…。昨年勝ったJCだとスローの瞬発力勝負になり易いので今年もチャンスがあるだろうが、急坂を2度越える中山の二千五百だとスタミナ不足を露呈するような気がする。
-10Kとキッチリと仕上げてきたビートブラックも上り33.1の末脚で2着。オウケンブルースリとジャガーメイルが仕上がり途上の状態だったため恵まれたとも言えるが、賞金を加算できたのは今後にプラスだろう。とは言ってもG1で通用するとは思えないのでアルゼンチン共和国杯やステイヤーズSの長距離戦でどうかと言うレベルだろう。
オウケンブルースリは得意の淀マイル半で直線伸び切れなかったのだから往年の状態には程遠いような気がする。一度使ってどこまで変わるかだが、正直G1では終わったような気がする。
ジャガーメイルも直線一瞬いい脚を見せたが、久々の分最後までもたなかった。こちらは使った良化が見込めそうなので昨年4着の府中のマイル半なら馬券は厳しいだろうが掲示板ならあるかも?
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