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天皇賞・秋 回顧 [競馬]

遅くなりましたが盾をレビューしておきます。昨年の有馬記念2~5着馬にダークシャドウが仲間入りしただけだった。結局古馬のG1ともなるとサンデー系、Grey Sovereign系といつもの顔ぶれになってくる。現4歳世代で突出していたミスプロ系は4歳秋を迎えて伸び悩みの傾向にあるようだ。[soon]

レース結果               天候;[曇り]   馬場;良
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[1]    トーセンジョーダン  1:56.1R  前半3F 34.3 - 4F 45.1
[2] △ ダークシャドウ     1/2      上り4F 47.8 - 3F 35.8
[3] ◎ ペルーサ        1/2
[4] ▲ ブエナビスタ       3/4
[5] △ トゥザグローリー    1 3/4
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馬券 参りました![ちっ(怒った顔)] 池江厩舎は独占禁止法違反だw[わーい(嬉しい顔)]

2番手以下を6、7馬身引き離しての逃げとなったシルポートのラップを昨年のそれと比較すると

          3f -  4f  - 5f
2011年 34.3-45.1-56.5
2010年 35.3-46.9-59.1
時計差   (1.0)(1.8)(2.6)

kaiko_04.gifハロンを追う毎に昨年とのタイム差が広がっていることから、逃げ足を加速させる暴走と言っていいハイペースの逃げだった。この激流を先団で追いかけたアーネストリー、エイシンフラッシュ、ローズキングダムなどの有力馬も推定で1000m57.6~57.9と厳しいラップで、3頭とも直線でバッタリ止まってしまったのも至極当然なことだろう。

ブエナビスタ、ダークシャドウ、トーセンジョーダンは中団の位置からで、トーセンジョーダンで1000mが推定58.2、3くらいだと思う。スタート五分のペルーサは控えて馬群が切れた後方グループの先頭。結局中団以下に控えた馬のスタミナに裏付けされた長続きする末脚勝負になった。ウオッカ、カンパニーのレコードを1.1も縮める驚異的な記録で、掲示板に載った馬のレベルは超一流なので今後順調ならどの馬にもG1を獲れるチャンスがあるように思うのだが…。それにしても凄い競馬だった。現地で観戦できなかったことが悔いが残る。

                                     前半=中盤=後半
2011年 トーセンジョーダン   1分56秒1 良 45.1=35.2=35.8
2010年 ブエナビスタ       1分58秒2 稍 46.9=36.4=34.9
2009年 カンパニー        1分57秒2 良 47.6=35.9=33.7
2008年 ウオッカ          1分57秒2 良 47.1=34.9=35.2
2007年 メイショウサムソン   1分58秒4 稍 47.7=35.7=35.0
2006年 ダイワメジャー      1分58秒8 良 46.8=36.4=35.6
2005年 ヘヴンリーロマンス    2分00秒1 良 49.5=37.0=33.6
2004年 ゼンノロブロイ      1分58秒9 稍 48.0=35.8=35.1
2003年 シンボリクリスエス    1分58秒0 良 45.0=35.9=37.1

正直紛れがあるとすればトゥザグローリーかトーセンジョーダンの池江勢2頭のどちらかだろうと見ていたが、府中の二千ならトゥザグローリーの方が適性が高いと見て△を打ったのだが…。やはり府中のジャングルポケットは軽く扱ってはいけないと言う事だろうが、トーセンジョーダンは脚元がモヤモヤして強い調教が出来ずに5歳の秋を迎えようやくパンとしてきたようだ。もともと「2009年 クラシック三冠予想」でダービー候補に挙げていた馬なので、2歳時点からその素質の片鱗は見せていた。府中の二千だとスピード負けすると見ていたが、前半・中盤とも速くなり最後スタミナ勝負になったことが勝因だろう。府中のマイル半の方が適性が高いと思うが、スローの直線3ハロンの決め手勝負になると分が悪いかも? 

片やトゥザグローリーはミスプロ系キングカメハメハ産駒にしては母がトゥザヴィクトリーなので奥手のタイプと見ていたが、その見方に狂いはないと確信できた。今日は外枠も堪えたはずで、それでも直線で一旦先頭を伺う勢いだったことからも、昨年3着の有馬以上に叩き2戦目のJCは期待できると見ているのだが…。

ダークシャドウは内枠でベリー騎手だったこともありいつもより前に出した競馬。それでも直線では前が詰まるなどスムーズではなかったのに、先に抜け出したトーセンジョーダンに猛然と詰め寄ったのだから立派だ。ダンスインザダーク産駒らしくないタイプのようだが、距離が延びるJCや有馬だと恵まれないと馬券にならないかも? 特に中山の二千五百はダンスインザダーク産駒には鬼門なのだが…。

本命に推したペルーサは+14Kで成長分だろう。出遅れ癖もなくスムースな競馬で直線も外に出して3ハロン33.9のメンバー中最高タイムで追い込んできたが、ゴール寸前は止まっていたように見えた。久方ぶりの厳しい競馬のせいなのか、それとも距離なのかは判断がつかない所だが、春の盾を見ると2マイルは長いけどマイル半なら何とか保つと見たい。ただ3歳の青葉賞以来勝鞍がないのも事実なので、父と比較すると成長力・底力も少し劣るのかも?

衰えているはずだと予想したブエナビスタは-10Kと予想外に絞ってきたが無理して落として来たのでは…。中団好位から直線は内を突き捌くのに手間取ったが、前が開くとさすがの伸びを見せたものの切れに往年の迫力が感じられなかった。ひと叩きした次は巻き返しを期待したい所だが、5歳秋ともなると現在のレベルを維持するだけでも大変で、徐々に下降線をたどり有馬で力の衰えがはっきりするのでは…。

エイシンフラッシュローズキングダムの2頭はミスプロ系なので中・長距離G1では終わった可能性が高いと思う。エイシンフラッシュはダービー以降勝てていないので相当嵌らないとG1では馬券にならなくなるかも? ローズキングダムはマイルを使って来ればまだ見込みがあると思うのだが…。


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