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アルゼンチン共和国杯 回顧 [競馬]

BC Turfを勝ったのはSt Nicholas Abbey(Sire Montjeu)で凱旋門賞はDanedoreamから6馬身差の5着だった。凱旋門賞4着のSo You Think(Sire High Chaparral)はBC ClassicでDrosselmeyer(Sire Distorted Humor)から3 1/4馬身差の6着だった。凱旋門賞1~3着馬は来日し今週のエリザベス女王杯、月末のJCに出走する予定なのだが、強い“Yen”の恩恵かも? 競馬の世界では円高は悪いことではないようだ。[soon]

レース結果                天候;[曇り]   馬場;良
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[1] △ トレイルブレイザー  2:31.5  前半3F 36.2 - 4F 48.6
[2]    オウケンブルースリ  1 1/4   上り4F 47.7 - 3F 35.7
[3] △ カワキタコマンド       3
[4] △ カリバーン         1 3/4
[5] ◎ ビートブラック        ハナ
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馬券 スタートしてすぐにあきらめました…[モバQ]

kaiko_01.gifドリームセーリングが先手を奪いコスモラピュタが2番手に納まり競合いもなく隊列もバラバラとした縦長で1000mが61.2だからスロー。淡々とした流れも残り1200からハロン11秒台にピッチが上り後半の持続力勝負となった。直線坂下で中のカワキタコマンド、インを突いたキングトップガン、外を回したトレイルブレイザーが並んだが、坂を上がりきるとトレイルブレイザーが抜け出し、オウケンブルースリが追ってきたが余裕で抑えた。

後にG1馬をあまた輩出している出世レースだが、今年の内容は時計も見るべき所がなく淡白な普通の長距離ハンデ戦といった感じで、正直、今日掲示板に載ったメンバーから将来G1馬が生まれるとは思えないのだが…。

                                     前半=中盤=後半 1000m  2000m
2011年 トレイルブレイザー   良 2分31秒5 54.9=48.9=47.7 61.2 2分01秒6
2010年 トーセンジョーダン   良 2分30秒0 53.3=48.7=48.0 59.4 2分00秒1
2009年 ミヤビランベリ      良 2分30秒9 55.8=48.1=47.0 62.1 2分01秒7
2008年 スクリーンヒーロー   良 2分30秒8 54.1=48.6=48.1 60.1 2分00秒5
2007年 アドマイヤジュピタ   良 2分30秒9 53.8=49.7=47.4 59.8 2分01秒4
2006年 トウショウナイト      良 2分31秒0 52.6=50.1=48.3 58.7 2分01秒2

重賞初制覇となったトレイルブレイザーは4、5番手の先団から手応え十分な感じで坂を上ってきて早めに先頭に立ち押し切った。一見強そうな内容に見えるが、最後のひとハロン12.5とかかっているので、他の馬が走らな過ぎたようにも思える。切れ味がない末脚なので今後も展開に左右されることになりそうだ。血統的にもミスプロ4×3なので二千五百はギリギリで、本質的には二千~二千二あたりが適性距離のような気がする。今日の所はメンバー、ハンデ、展開と全てに恵まれた勝利と見ているのだが…。ここを勝って後にG1馬になった馬と比べると能力、成長余力とも少し足りないだろう。JCは賞金不足で出走できないだろうし、暮れのHong Kong Vaseにも選ばれるかどうかわからないので、ステイヤーズSが次走になるような気がするが、三千六百では距離がもたないと思う。

トップハンデのオウケンブルースリは例によって後方に控える競馬。4角外を回して坂下でトレイルブレイザーの背後に取りついたが、そこから背負っているせいなのか、往年の末脚が衰えているのか思ったほど伸びがなく0.2差の2着がやっとであった。ようやく復活してきたとの見方もあるが、得意の府中長距離で今日の流れを差し切れないようでは、どうやってもG1では通用しないだろう。

オウケンブルースリから3馬身離された3着のカワキタコマンドは先行して坂下で早めに先頭に立ち流れ込んだだけだった。使い詰でも好調さを維持できていたのと、相手なりに走る渋太さが積極的なレース運びで功を奏したように見える。力をつけているのは確かでG3重賞ならそのうち勝てるかも?

本命に推したビートブラックは下げて後ろからの競馬ではこんなもんだろう。溜めても切れる脚が使えるタイプではなく先行してジワジワとした脚を使うタイプなので、マサミのレース運びは間違っていると思う。直線で前に入られて進路を切り替えたのが痛かったなどと言い訳を言っているようだが、ヘグッたのは明らかで次は乗せてもらいないのでは? 次はステイヤーズSだと思うがデムーロあたりがヤネなら有力になってくると思う。

コスモの2頭はどちらもデキが今一つだったかも? 二千五百でも距離が足りなかったと思われるコスモヘレノスは次のステイヤーズSでは要注意と見ているのだが…。


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