マイルＣＳ 予想

昨年の1、2着馬が出走してきているのに2頭とも前売り段階では単勝10番人気以下。2頭のその後の成績を見ると当然とも言えるが、レコード決着だった昨年のマイルＣＳながらレベルの低い世代が谷間に一瞬咲かせた花のようにも思える。スプリント・マイル戦線はこの秋世代交代の流れが秋の深まりとともに加速しているように見えるのだが…。

土曜日の淀の芝は不良だったが、日曜は曇のち晴れ予報なので馬場は急速に回復するも稍重までかも？　シルポートの逃げで先行馬も多い組み合わせなので流れは平均以上になるだろうが、盾で前半から飛ばし過ぎて失敗した反動から前半は平均より遅くして3角坂の頂上からスピードアップして後続を引き離す逃げになると思うので、ハイペースもないのでは？　推定タイムは稍重で1分33秒台と見る。

休み明けの毎日王冠を叩いて斤量も1K軽くなるリアルインパクトが軸になると思う。恵まれたとは言え3歳春時点で安田記念馬になった底力は相当なもので、毎日王冠で僅かに負けた僚馬ダークシャドウは盾で2着とＧ１級古馬と同等以上の能力を秘めていると見ていいだろう。馬場が渋り気味なので先行脚質は有利な上に、直線平坦の淀なら少し速いペースで行っても最後脚が鈍ることはないと思う。心配なのは逃げるシルポートが極端なスローに落とした場合と唯一惨敗したのが阪神のニュージーランドＴなので長距離輸送がどうかと言う事くらいか？

スワンＳで大負けしたグランプリボスの巻き返しがあると見て相手にしたい。前走の524Kは太目残りで叩いて締まって復調してきたようなので、朝日杯、NHKマイルとマイルのＧ１を勝っている本来の能力に期待したい。馬場が渋るのは有利ではないが、水ハケの良い淀の馬場なのでレースの頃にはかなり回復していると思うので力を発揮できるのでは？

3番手は人気はないがこの秋充実してきたキョウワジャンヌにしたい。秋華賞は距離が長いと見ていたが内々を上手く立ち回り2着と力をつけていることを示したと言える。相手強化だが、この馬もハーツクライにアメリカの名門母系なのでまだまだ成長するだろうし、何よりも今度は適性距離のマイルなので本来の瞬発力が活きてくるのでは？

天皇賞組のミッキードリームはマイルは初めて走る距離になるが父がキングカメハメハなので本質的にはスピード系だと見ているので連下に取って置きたい。リディルもスワンＳの内容を見ると軽視できないが半弟クラレントが土曜の府中で全く動けなかったことからも渋った馬場は意外と苦にするかも？　連下の押さえ程度でいいのでは。馬場が思った以上に回復しない場合は重の鬼エイシンアポロンにも連のチャンスはあるだろう。

欧州からの遠征2頭は昨年のレベルならやれたかもしれないが、今年の日本馬のレベルだと苦戦すると見ている。Frankelあたりが来ないと勝負にならないのでは？

まとめると

◎　リアルインパクト
〇　グランプリボス
▲　キョウワジャンヌ
△　ミッキードリーム　リディル　エイシンアポロン

馬券は◎を軸にした馬連と3連単にする。

 

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