ステイヤーズＳ 予想

いよいよ今週から師走競馬で“餅つき競馬”とも言われていたのは昔のこと。今では住宅が密集している京成東中山駅から競馬場までの道だが、昔は一面畑で寒風が吹きすさぶ中を“モチ代稼ぎ”と勇んで通ったものだ。大抵は負けて、帰りは寒さが一層身に染む“オケラ街道”になったのだが…。

土曜の予報は朝から雨模様。10月初旬以来使われていなかった中山の芝は11月の気温が高かったこともありビッシリと生え揃い絶好の状態と思われるので、少々の雨では馬場はそう悪くはならいないのでは？

外枠のメイショウクオリア、ドリームセーリングあたりがハナを主張すると思うが競り合うことはなくスグに並びが決まり流れは落ち着くだろう。2週目のバックストレッチからナムラクレセント、3コーナー手前あたりからマイネルキッツがロングスパートをすると思うので、後半5ハロンの持続力勝負になると見たい。推定タイムは良と稍重の中間あたりで3分44秒台か？

距離延びる中山コースならヤングアットハートに期待をする。休み明けの福島記念は不利があって惨敗だったが、ひと叩きして変わり身を見せている今回は絞れてくると思うので、3勝を挙げている得意のコースに替わり二千五百で目黒記念3着、中山の準オープン特別勝ちがある長距離なら互角以上に戦えると見たい。

相手はアルゼンチン共和国杯でも本命に推したビートブラックにする。そのアルゼンチン共和国杯は予想に反して後方から瞬発力勝負のレースをして5着だったが、この馬は先行して粘り込むスタミナが持ち味だから、マサミが勘違いした乗り方をしたと言えるだろう。今回は鞍上のアンカツが好位から持続力のある脚を使うような競馬をすると思うので前回のようなことはないと思う。

春の盾①②⑥着のマイネルキッツも中山の長距離なら確実に走ると思う。8歳馬で上り目はないが3角あたりからロングスパートを見せて貰いたいものだ。コーセイに期待してダークホースにする。

ナムラクレセントも天皇賞④③、阪神大賞典①と長距離適性がありひと叩きの効果も見込めるので中山コースがどうかだが連下には取って置きたい。このレース①⑤のフォゲッタブルもこのレースと相性のいいダンスインザダーク産駒なので連の押さえとしたい。

モンテクリスエスはこのレース③④だが休み明けは疑問なので見送りたい。菊花賞馬ビッグウィークも古馬になっての成長力が物足りないし中山の急坂も堪えそうなので無印でいいだろう。

まとめると

◎　ヤングアットハート
〇　ビートブラック
▲　マイネルキッツ
△　ナムラクレセント　フォゲッタブル

馬券は◎を軸にした馬連と3連単にする。