阪神カップ 予想

今年で6回目になるが、毎年スプリンターやマイラーの一流馬が出走してくるので、今や阪神の内回りコースでは暮れの名物レースになったとも言えるだろう。今年もＧ１馬が４頭揃ったのでハイレベルなレースになりそうだ。

逃げて何ぼのシルポートが行くだろうが、フォーエバーマーク、リディルもその気になれば行ける口なのでラップは速くなりそうだ。内回りコースでもゴール寸前で大勢がガラリと替わる激しい競馬になるのでは？　時計のかかる今の阪神の芝でも推定タイムは1分20秒台の前半だろう。

3mほど外に内柵が設置されるＢコースに替わるので内々をロスのない競馬ができる馬に注意したい。となると今度はユーイチが出して行くと思われる最内枠のリアルインパクトだろう。マイルＣＳは控え過ぎたためこの馬の持ち味を活かせなかったが、先に行けば最後もそうそう末脚が鈍らない馬なので、積極的な競馬ならＧ１馬らしく崩れることはないように思う。ただ、ペースが速くなり今週も外差しも利く馬場だと思うので、外から来る切れ味のある馬にやられそうな気もする。

千四とマイルから距離短縮ならグランプリボスの差し脚は魅力だろう。叩き3戦目、調教でも復調気配を見せているので、英国遠征のダメージから回復していると見たい。マイルＧ１2勝しているが、サクラバクシンオー産駒なので千四の方がより適性があるだろうし、現に府中の千四重賞ではリアルインパクトを降している。マイルＣＳの着順が悪いのは出遅れて本来の競馬が出来なかった為で、あまり気にする必要はないと思う。

同様に叩き3戦目でＧ１馬のエーシンフォワードはイワタ得意の内を突ける枠に入ったので要注意だと思う。この馬もマイルＧ１を勝っているが血統的にも千四の方が向くタイプで、現に阪神の阪急杯を勝っている。内々の好位でジッとしていて脚を溜められれば、直線も最内を突いて伸びてきそうだ。

リディルも千四は合っていると思うが、大外枠で前に馬を置けない展開になると行き過ぎてゴール手前100mあたりで脚が上がる可能性もある。上手く嵌れば最後まで持つかもしれないが、それでも勝つまではどうだろう。連下程度でいいと思う。マルセリーナの末脚も想定する速い流れだと嵌る可能性があるが、上手く馬群を捌ければ連に絡んでくるかも…。それに千四の速い流れだと折り合い面の心配がなくなるスマイルジャックも押さえて置きたい。

まとめると

◎　グランプリボス
〇　リアルインパクト
▲　エーシンフォワード
△　マルセリーナ　リディル　スマイルジャック

馬券は◎からの馬連、3連単にする。

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