有馬記念 予想 [競馬]
出走頭数こそ13頭と少ないが、昨年の有馬記念1~7着馬(ペルーサは出走取消)、今年の宝塚記念の1~5着馬に今年の三冠馬が加わりG1馬9頭と今年のチャンピオンを決めるにふさわしいメンバーとなった。
展開がカギを握るが逃げ馬は不在。アーネストリー、トーセンジョーダン、レッドデイヴィスあるいはヴィクトワールピサあたりがハナ候補だが、何が行くにしても前半の流れは緩いだろう。先に行く馬は決め手が足りないので早めに動くと思うので、早ければ3角手前から、遅くとも3角では流れが急変すると思う。上り3ハロンの瞬発力勝負の可能性は高いが、外人騎手あたりが思い切った騎乗すると上り4ハロンのスピードの持続力勝負になるかも…。推定タイムは良で2分31秒台後半あたりか?
三冠馬オルフェーヴルとG16勝のブエナビスタの争いと見られているが、片や3歳で伸びシロもあり菊花賞から十分休養を取り馬体も活力十分、片や5歳の終わりとなり衰えの兆候も垣間見え牡馬でもキツく消耗する秋のG13戦目。どう見てもオルフェーヴルに分がありそうだ。
三冠馬の3歳時の有馬での成績はシンボリルドルフとナリタブライアンが勝ち、ディープインパクトが2着とキッチリと結果を出している。古馬と比べて2K軽い負担重量も比較的小柄な馬体のこの馬にはプラス材料である。JC5着のウインバリアシオンを物差しにすると、常に2馬身半以上の差を最後追わずにつけていることからも、古馬を負かす可能性はかなりあると思う。ディープインパクトのように先に行った馬に上手く乗られて捉え損ねることはあるかもしれないが…。
初めてとなる中山の二千五百も全兄ドリームジャーニーがこのレースを勝っていることもあり問題視する程ではないだろう。
JCこそ勝ったが今年のブエナビスタは明らかに昨年秋のパフォーマンスより劣っている。4歳の昨年は天皇賞もJCも2着をブッ千切っていたのに、今年はその凄さが影を潜めている。4歳秋がピークで高いレベルを維持してきたが、この秋は少しずつだが衰えの兆しが見えてきたように思う。牡馬でも5歳の年末まで力を維持するのは大変なことなので、牝馬ともなればエアグルーヴもそうだったように有馬で能力の衰えを顕在化することになる。最内枠でイン突きの名人イワタなので馬券から完全には外せないが、それでも3着が一杯ではないだろうか?
相手には皐月賞2着とコース適性があり仏遠征で力をつけてきたと見られるヒルノダムールにしたい。遠征帰りと言っても間隔は十分取ってあるので疲労残りなどはないだろうと思う。インで脚を溜める競馬を憶えたので、終いは確実に伸びてくるだろう。
天皇賞は大外枠もあり不本意な結果に終わったが、中山二千五百なら脚質も距離もマッチするアーネストリーをダークホースにする。宝塚記念でブエナビスタに完勝しているし、展開も有利になりそうなのでRoberto系らしい渋太い競馬をしてくれるはずだ。ただ、この世代は弱い世代で有馬には今まで3シーズンチャンスがあったが3着にも入った馬がいないので、もしかしたら掲示板がやっとの可能性もある。
他ではトーセンジョーダンだがZeddaan系は有馬ではエアグルーヴ、サクラチトセオーの3着が最高で適性がイマイチなのだ。トーセンジョーダンはジャングルポケット産駒にしては中山で3勝しているがG2勝ちまでで、中山のG1ともなるとジャングルポケット産駒は3着が精一杯のようだ。
シンザン記念でオルフェーヴルを負かしたレッドデイヴィスには未知の魅力がある。アグネスタキオン産駒なので中山二千五百は少し長いような気もするが小回りコースも得意だった父からも中山コースには適性があると思われ、母系にトニービン、Dixieland Bandと距離補えるラインがあるので、ギリギリもつかも?
ヴィクトワールピサは早熟産駒が多いネオユニヴァース産駒なのでとうにピークは過ぎた。ミスプロ系の4頭も4歳春までの勢いはなくこの秋は伸び悩んでいる。やはり概して早熟なのだろう。
まとめると
◎ オルフェーヴル
〇 ヒルノダムール
▲ アーネストリー
△ ブエナビスタ レッドデイヴィス トーセンジョーダン
馬券は◎を軸にした馬連、3連単にする。
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