ラジオNIKKEI杯2歳S 回顧

日曜の夜は恒例？の有馬記念の残念会。馬友には馬連・馬単は的中者はいたが、さすがに3連単的中者はいなかった。そこでは嫌々逃げたテツゾーと外人騎手にしては消極的過ぎたウィリアムズに対する非難の嵐だった。肉を切らせて骨を断つくらいの勝負をしないと勝てないのが有馬記念なのに…。二人とも甘すぎる上に有馬記念を舐めているわ。

レース結果     　　　　　　　天候；　　 馬場；良
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　△　アダムスピーク　　2:02.4　　前半3F 36.7 - 4F 49.5
　◎　ゴールドシップ　　 １ 1/2　　  上り4F 47.7 - 3F 35.4
　〇　グランデッツァ　　 ハナ
　　　 トリップ　　　　　   １ 3/4
　▲　ブライトライン　　  クビ
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馬券　予想は的中！　馬券はパス

デムーロのサンライズマヌーがハナに立ち、3f36.7、1000m62.1の予想通りスローな流れになった。2番手にマイネルエクレウス、アダムスピーク、グランデッツァが続き、人気のトリップは中団、出遅れたゴールドシップは後方から。

直線残り200あたりではグランデッツァが先頭に躍り出たが、グランデッツァとマイネルの間にできた僅かな隙間をアダムスピークが一瞬のうちに抜け出した。2着争いは粘るグランデッツァとの追い比べを僅かに制したゴールドシップ。

上り3ハロンの瞬発力勝負でサンデー系種牡馬産駒が上位を占めた。切れ味がサンデー系より劣る4着のトリップはDeputy Minister系、6着のサンライズマヌーはRoberto系で、ほぼ想定範囲内の結果になったと言えるだろう。

やや時計のかかっている今の阪神の芝であることや古馬準オープンの元町Sの時計を考慮すると、勝ち時計は水準以上にあると思う。１～3着馬はクラシック路線に乗ったと思うが、距離延びていいのはゴールドシップで続いてアダムスピーク、グランデッツァはどちらかと言うとマイラー色が濃いのかも？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　               前半=中盤=後半　1000m
2011　アダムスピーク　　　  良　2分02秒4　49.5=37.5=35.4　62.1
2010　ダノンバラード　　　   良　2分02秒2　49.2=37.3=35.7　61.7
2009　ヴィクトワールピサ　  良　2分01秒3　49.2=37.3=34.8　61.7
2008　ロジユニヴァース　　  良　2分01秒7　48.1=36.1=37.5　59.9

10R　元町Ｓ(1600万)　　　  良　2分03秒8　50.8=37.7=35.3　63.3

インの3番手で折り合いもほぼスムーズだったアダムスピークが直線切れる脚を見せつけた。2戦目でこの出世レースを勝つのだから能力は相当なものと見ていいだろう。順調に行けば皐月賞は狙える器だと思うが、府中のマイル半は血統的にBMSがSadler's Wells系Singspielなので問題なしに映るも行きたがる気性が治らないと直線の坂上で失速しそうな気もする。

例によってスタートで安目を売ったゴールドシップは後方から競馬で、残り800あたりから外を回って押し上げ、3、4角を捲るようにして先団に取り付いてきた。直線はエンジンのかかりが遅かったが、残り100あたりからようやく加速がついて伸びてきた。切れる脚ではないが、持続するスピードを持っているタイプかも？　スローの流れを後ろから行って外々を回したことを考えればアダムスピークとは通ったコースの差で、能力的には着差ほど差がないように思う。
ステイゴールド産駒なので中山二千にも適性は高いので、出遅れ癖を矯正できればこちらの方が上かも？　血統的にはダービーでも問題ないが、菊花賞が最も向いているかも？

札幌2歳S馬のグランデッツァも出が悪かったがすぐにいい位置に取り付いた。直線ではトリップとの競り合いは制したが、そこから一段と伸びるギアは無いようだ。マルセリーナの半弟にしては姉ほどの切れる脚は無いようで、どちらかと言うと先行して粘るキャプテントゥーレタイプかも？　距離も二千は微妙で小回りコースなら何とか誤魔化せるかも知れないが、それもＧ２クラスまででＧ１となると厳しそうだ。トライアルホースの匂いがする。

 トリップは能力だけは走っていると思うがクロフネ産駒らしくスローの瞬発力勝負は向かないし二千の距離もギリギリだろう。クラシックタイプではなくマイルから二千のＧ３でハンデキャップホースに育ちそうな気がする。

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