京都金杯 回顧 [競馬]
明け4歳勢が1、2着とマイル路線は世代交代がはっきりしてきた。2月の東京新聞杯、4月のマイラーズCでこの傾向がよりハッキリしてくると思う。今年の安田記念は4歳勢が中心になりそうだ。
レース結果 天候; 馬場;良
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〇 マイネルラクリマ 1:32.9 前半3F 33.8 - 4F 45.7
◎ ダノンシャーク 1 1/4 上り4F 47.2 - 3F 35.3
アスカトップレディ クビ
ショウリュウムーン 1/2
▲ サダムパテック ハナ
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馬券 馬連:本線で的中! 安いけど取敢えず“金杯で乾杯”だ!!
厩舎サイドから指示が出ていたようで、外枠からシルポートが勢いよく飛び出してハナに立った。内のオースミスパークも手が動いて押していたが並ぶことさえできなかった。結果、3ハロン33.8、1000mが57.6と予想以上のハイペースになった。4番手にマイネルラクリマ、中団の内にショウリュウムーン、サダムパテックは後方4番手でその後ろにダノンシャークの並び。
飛ばし過ぎたシルポートは直線入口で脚が上り、替わってブリッツェンが先頭を伺うところ、4角から直線で大きく外に持ち出したマイネルラクリマが抜け出してきてそのまま押し切った。
勝ち時計は2009年のタマモサポートに並ぶレースレコードタイとシルポートが引っ張ったことで速いタイムがでた。前後半は「45.7=47.2」でスタミナに裏付けされた持続するスピード能力が問われたレースと言っていいだろう。
前半=中盤=後半 1000m
2012 マイネルラクリマ 良 1分32秒9 33.8=23.8=35.3 57.6
2011 シルポート 良 1分33秒4 35.4=23.4=34.6 58.8
2010 ライブコンサート 良 1分34秒1 34.2=24.0=35.9 58.2
2009 タマモサポート 良 1分32秒9 34.5=23.4=35.0 57.9
2008 エイシンデピュティ 良 1分33秒6 35.3=23.7=34.6 59.0
やっと重賞を勝ったマイネルラクリマは強かった。超ハイペースを4番手イン追走から、直線外に出す強引な競馬で勝ったのだから馬の能力で勝ったと言えるだろう。それだけマサミの乗り方は下手だったと言う事だ。この馬、府中の坂でも置かれて坂を上がった後の平坦な所で伸びて来ていたが、淀の直線平坦コースだとスンナリ伸びてきた。全3勝が全て直線平坦コースであることからも、平坦の鬼なのは間違いない。となると狙いは秋のマイルCSになるのだが…。
スタートがイマイチだったダノンシャークは後方2、3番手でサダムパテックをマークする形。直線はサダムパテックの外に出して上り34.1の末脚で追い込んできての0.2差2着。ハンデが54Kと軽かったのでこのくらい走るのは至極当然のことで、本来なら勝ってもおかしくないレースだった。アンカツがサダムパテックにマークを集中したため、追い出しが遅れたとも言えるのでは? 地力強化は明らかなので近々重賞を勝てる馬だと思う。
3着のアスカトップレディは中団やや後ろの外を追走し、直線に入ると早めに追い出してマイネルに並びかける勢いだったが、最後突き放され後ろから来たダノンにも差し切られてしまった。53Kの速いペースで折り合いが付きハンデを活かした結果だと思う。牝馬同士だとこう厳しいレースにはならないと思うので、牝馬重賞を勝つにはもう一押しが必要かも?
サダムパテックは直線で伸びを欠いて0.3差の5着。厩舎にマイラーが揃っていることもあろうが、どう見ても不向きな菊花賞を使ったことで馬が変調を来してスピードレースに対応できなくなっているのでは? 次の東京新聞杯でも人気になると思うが、秋以降思ったほど成長していないように映るので、軽いマイル戦なら何とかなるかとの思いはあるものの馬券的妙味はなさそうだ。
金杯で乾杯、おめでとうございます!
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いしますm(__)m
by f1wgp (2012-01-10 13:10)
>f1wgp さん
有難うございます。
今年も大いに競馬を楽しみ馬券を当てましょう。
by miharukoma (2012-01-10 19:44)