きさらぎ賞 回顧 [競馬]
1~3着馬はディープインパクト産駒。今年の3歳勢はディープ産駒の当たり年だ。馬券でディープ産駒に喧嘩を売るのはカネをドブに捨てるのと同じと言っても過言ではない…。
レース結果 天候; 馬場;良
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〇 ワールドエース 1:47.0 前半3F 36.5 - 4F 49.0
◎ ヒストリカル 1 1/2 上り4F 45.3 - 3F 33.7
ベールドインパクト 3
ジャスタウェイ 1 1/2
ローレルブレット 1 3/4
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馬券 予想は的中! 馬券はパス
黄色帽子2頭がハナを争うが3ハロン36.5、1000mが61.7なので予想通りのスロー。逃げると見ていたマジカルツアーは中団からで、ワールドエースは中団馬群の後ろで、更に3馬身ほど後方にヒストリカル。
ところが、坂の下りからピッチが11秒台に上がり後半4ハロンがゴールに向かって加速する厳しいレースになった。結果、勝ちタイムが2006年ドリームパスポートの1分47秒4を0.4上回るレースレコードになった。勝馬と2着馬のレース内容は中身が濃く、ここ5、6年では最もレベルが高いレースになったと見ているのだが…
前半=中盤=後半 1000m
2012 ワールドエース 良 1分47秒0 36.5=36.8=33.7 61.7
2011 トーセンラー 良 1分47秒6 35.3=36.9=35.4 60.2
2010 ネオヴァンドーム 良 1分48秒6 35.3=37.5=35.8 60.4
2009 リーチザクラウン 良 1分48秒9 36.4=37.5=35.0 61.7
2008 レイボーペガサス 良 1分48秒8 36.1=36.8=35.9 60.8
2007 アサクサキングス 良 1分48秒8 36.4=37.4=35.0 61.7
2006 ドリームパスポート 良 1分47秒4 35.3=37.2=34.9 60.0
勝ったワールドエースは緩い流れの前半後方に控えて、ピッチが上がった後半も外を回して、直線は大外から末脚が桁違いであった。上り3ハロンは33.0だが、ゴール手前から流して余裕があったことからも、十分お釣りは残っていて奥の深い素質がありそうだ。母はドイツ血統のマンデラ(父:Acatenango )で半弟に Manduro(父:Monsun)がいる。血統はクラシックディスタンスにピッタリで、こののち順調であればダービー馬の最有力候補になると思う。次はトライアル(オルフェーヴルと同じくスプリングSか?)を使って皐月賞のローテーションのようだが、良馬場なら皐月賞でも勝ち負けできるのでは…。今の所だがディープインパクト産駒の最高傑作かも?
2着のヒストリカルはワールドエースをピタッとマークする位置取りで、直線残り200で抜け出したワールドエースを追いかけたが、必死に追っているのに差を縮められずだった。上り3ハロンは最速の32.8だが、瞬発力もスピードの持続力もワールドエースにはどう見ても敵いそうにない。カンパニーの半弟と血統的にも一本筋が通っているので、まだ伸びシロはあると思うが、マイル路線に向かうほうがいいかも…。
離された3着は0.7差のベールドインパクト。3角で2番手、4角回り切ったとこで先頭と積極的な競馬をしたが、残りひとハロンの末がもたなかった。コイウタの半弟にあたるので、先々はマイル戦線で活躍しそうだが、クラシックタイプではなさそうだ。
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