京都記念 回顧 [競馬]
3月31日のドバイワールドカップデーにトランセンド(ワールドカップ)とエイシンアポロン(デューティーフリー)が選出され招待を受諾した。オルフェ―ブルは招待を辞退したようだ。今年もタップリとオイルマネーを持ち帰って来ることを期待しよう。
レース結果 天候; 馬場;良
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▲ トレイルブレイザー 2:12.4 前半3F 36.3 - 4F 48.3
◎ ダークシャドウ 2 上り4F 47.5 - 3F 35.5
〇 ヒルノダムール 1 1/4
△ トーセンラー 1/2
ロードオブザリング 1 3/4
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馬券 馬連&3連単 的中! 万馬券だぁ~
スイートマトルーフとリッツィースターが予想外に飛ばしたため1000mが60.3とこのレースにしては平均よりやや速い流れとなった。中盤も緩まず息の入らない厳しい流れで、底力が問われるレースになったと言えるだろう。
少頭数だったが時計も優秀でレースレベルも高く、上位3頭はG1戦線での活躍が期待される内容であった。今春の中・長距離G1戦線はオルフェーヴル対5歳勢の構図になりそうだ。
前半=中盤=後半 1000m
2012 トレイルブレイザー 良 2分12秒4 48.3=36.6=47.5 60.3
2011 トゥザグローリー 良 2分13秒9 49.6=37.5=46.8 61.8
2010 ブエナビスタ 良 2分14秒4 49.6=38.5=46.3 62.2
2009 アサクサキングス 良 2分14秒6 48.2=38.2=48.2 60.7
2008 アドマイヤオーラ 良 2分13秒6 49.1=37.5=47.0 61.7
2007 アドマイヤムーン 重 2分17秒2 51.2=38.4=47.6 63.7
アルゼンチン共和国杯に次いで重賞2勝目となったトレイルブレイザーは絶好の3番手からの競馬で、4角手前から仕掛けて一気に先頭に立ち後続を引き離し押し切った。長くいい脚を使える持ち味を如何なく発揮して危なげのない勝利であった。ゼンノロブロイ産駒らしく4歳秋から急上昇し5歳を迎えて本格化し強い5歳世代の仲間入りしたと言っていいだろう。ドバイ(シーマクラシック)は招待待ちのようだが、2マイルの盾でも極端なスローからの上りの勝負にならない限りいい勝負ができると思う。僚馬のオルフェーヴルにとって手ごわい存在になりそうだ。ユタカもこのレースのようなアグレッシブな騎乗を継続すれば往年の輝きを取り戻せるのでは…
中団からの競馬になったダークシャドウは早めにスパートしたトレイルブレイザーに直線入口で6馬身近く離されてしまった。直線では差を詰めているが久々の分反応が鈍かったようだ。それでも澱みのない流れの中、直線で競っていたヒルノダムールをゴール前で突き放したのだから、不安視されていた距離も問題ないようだ。もしかしたらマイル半くらいまでならもつかもしれないが、さすがに2マイルともなると長過ぎるので春は宝塚記念しか適鞍はなさそうだ。府中が得意なので安田記念も力勝負になるようだと面白いかも。
+16Kと遠征でガレていた馬体が戻ったヒルノダムールは外枠で内に潜り込めなかったのが響いたと思う。昨年に続いての3着だが、天皇賞を勝っているものの本質はいい脚が長く続かないタイプなので、直線の短いコース向きだろう。馬券的な狙いは盾より宝塚だろう。
最後方の指定席からの競馬に戻したウインバリアシオンだが、4角で脚を取られて直線はシッカリと追えなかったようだ。アンカツが再三後肢を確認するような素振りを見せていたので故障を心配していたのだろう。幸い今の所何事も無いようだが、今後のローテーション(阪神大賞典→天皇賞→宝塚記念)に狂いが生じるかも? それに戦績から寒い冬場は向かないのかも? ただ、今年の中・長距離線を見ると明け4歳勢が強い5歳世代に力負けしていることがハッキリしてきたので、相当な伸びシロがないとG1では通用しない可能性が高い。三冠馬が誕生すると言う事は強い馬が一頭で、同世代の他の馬のレベルが低いことも条件の一つであるから、ある程度予想は出来ていたことだが…
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