共同通信杯 回顧 [競馬]
日曜の府中はウチパクとイワタの地方出身騎手が7勝で土日の重賞もイワタとウチパクだった。年齢もありこの寒さで精彩を欠いているアンカツも、気温が上昇してくるとここ一番ではキッチリと結果を出して来そうだ。ユタカを筆頭に中央騎手のひ弱さが目につく今日この頃だ。
レース結果 天候; 馬場;良
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◎ ゴールドシップ 1:48.3 前半3F 37.3 - 4F 50.1
〇 ディープブリランテ 1 3/4 上り4F 45.7 - 3F 33.6
△ スピルバーグ ハナ
ストローハット 1/2
▲ コスモオオゾラ 1 1/4
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馬券 予想は本線的中! 馬券はパス
ハナに立ったのはディープブリランテだが、どちらかと言うと逃げさせられた感じ。1000m62.6だから超スローの楽な逃げで普通なら逃げ切り楽勝のパターンだろう。
後半3ハロンの瞬発力比べになったが、前に行っていた馬も楽をしているので後ろから行った馬は上り32秒台の脚を使わないと差し切れない流れで、上り33.2の脚を使い道中6番手にいたスピルバーグが何とか上位に食い込んできただけの先行前残りの単調なレースであった。
時計も内容も低レベルでクラシック戦線を占うレースとしては参考外と言ってもいいと思う。勝ったゴールドシップ以外は相当な伸びシロを見せないとクラシックは参加する程度のレベルだろう。
前半=中盤=後半 1000m
2012 ゴールドシップ 良 1分48秒3 37.3=37.4=33.6 62.6
2011 ナカヤマナイト 良 1分48秒5 36.8=37.3=34.4 61.6
2010 ハンソデバンド 良 1分48秒2 36.2=37.8=34.2 61.6
2009 ブレイクランアウト 良 1分47秒3 35.6=36.8=34.9 60.4
2008 ショウナンアルバ 良 1分47秒6 33.9=37.6=36.1 58.5
2007 フサイチホウオー 良 1分47秒7 35.9=37.1=34.7 60.1
重賞2着続きだったゴールドシップが初重賞となった。戦ってきた相手からすれば今日のメンバーは楽だったと思う。出が悪く後方からの競馬が続いていたが、今日はゲートをビシッと決めて3番手と絶好の位置。この時点でこの馬が勝つと見ていたが、直線は長くいい脚を使ってゴール前脚の上がったディープブリランテを軽く差し切った。ウチパクが“追えば追うほど伸びる”と言っているように瞬発力はイマイチでも、長い直線なら確実な脚を持っていることが証明された。中山の皐月賞はステイゴールド産駒にしては器用な脚が無いので厳しいと思うが、ダービー、菊花賞は勝ち負けできる能力があるように思う。ウチパクが“奥深さがある馬”と評したことからも、まだまだ伸びシロがあるので長い目で追いかけたい馬だと思う。
ディープブリランテは+12Kで余裕残しの仕上げだったのだろう。それにしても楽な逃げで経済コースをロスのない競馬をして上り3ハロン33.9ながら最後のひとハロンは推定12.0だから止まっていたと言う事だ。つまり2ハロンしかいい脚が使えないことを曝け出したと言う事だろう。圧勝の2連勝は相手が弱かっただけで、底を見せたと言うよりはこの程度の馬なのかもしれない。掛かる気性も問題で、今後巻き返すのは難しくなったと見ているのだが…
惜しかったのはハナ差3着のスピルバーグだ。中団の6番手から直線はエンジンのかかりが遅いものの、加速すると一気に伸びてくる脚には見所があった。トーセンラーの全弟で素質は高そうだが、賞金を加算できなかったので今後のローテーションが厳しくなった。将来性はあるので焦らずじっくり成長を待ちながらダービーを目標にした方がいいかも?
コスモオオゾラにとってはスローの上り勝負になり決め手不足のこの馬向きではなかった。往々にして流れが緩くなるクラシック向きではないが、平均ペース以上で上りがかかるレースの重賞なら勝てそうな雰囲気はある。
地方競馬は元旦からやってますもんね。
地方騎手出身は、寒さにも強いかも。(笑)
今週も寒くなりそうですね。
by yan (2012-02-16 19:30)