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大阪杯 回顧 [競馬]

勝ったのは昨年に引き続きマンハッタンカフェ産駒で、東の重賞もマンハッタンカフェ産駒だった。ディープインパクト、キングカメハメハ産駒に押され気味の昨今、リーディングサイアーランキング9位に甘んじているマンハッタンカフェだが、まだまだ大物輩出の期待は十分ありそうだ。[soon]

レース結果              天候;[曇り]   馬場;稍重
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[1] △ ショウナンマイティ  2:05.5  前半3F 39.1 - 4F 52.3
[2] △ フェデラリスト     1 1/4    上り4F 47.6 - 3F 35.3
[3] 〇 トーセンジョーダン  クビ
[4]    ローズキングダム  3/4
[5] ◎ ナカヤマナイト    3/4
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馬券 ピントのずれた写真みたい…[むかっ(怒り)]

kaiko_01.gifどの馬も行きたくない組合せの中、トーセンジョーダンが先頭に立った。1000mが65.2は重に近い稍重の芝を考慮しても超スロー。同じ距離の5R3歳牝馬限定未勝利戦が重で1000m63.6だから、G2では歩くような感じかも? 勝ち時計はその未勝利戦より馬場が回復しているのに1.0速いだけの超低レベルなレースだった。

ここまでのスローペースだと、どの馬も楽に追走できるので馬群は塊ってくる。残り600で先頭のトーセンジョーダンと殿のショウナンマイティとの差は1.0だから約6馬身。一団の馬群から後半3ハロンの瞬発力勝負になったが、普通なら上り3ハロン33秒台を楽に出せるメンバーでも今の阪神の馬場は荒れていて時計がかりレースの上りは35.3。

この馬場特性とコンパクトな馬群の展開がショウナンマイティに初重賞をもたらしたと言えるだろう。外枠から早々に内に入れ離されずの位置取り。4角で外に進路を取り直線最後方から大外一気を決めたわけだが、内を通って早めに先頭に立った馬たちが最後の200で脚が鈍りヨタヨタして伸びあぐねていたことに助けられた面はある。使った脚は3ハロン34.3だからこのクラスの馬としては並みのレベルで、他のメンバーが脚を溜め殺ししたために際立ったように見えただけだ。確かに素質は2歳時点から高く評価されていた馬で、血統もAllegedの4×3と時に大物を出しそうな配合なので、ようやく素質開花と言いたい所だが、勝つための条件が極めて狭いことも今回のレースでハッキリした。宝塚記念が目標のようだが、今回と似たような流れにはなりそうもないので、殿から行って直線いい脚を使うも5着あたりまでのいつものパターンに戻りそうだ。

                                  前半=中盤=後半 1000m
2012 ショウナンマイティ   稍 2分05秒5 52.3=37.9=35.3 65.2
2011 ヒルノダムール    良 1分57秒8 47.9=34.6=35.3 59.3
2010 テイエムアンコール 良 1分59秒5 48.3=35.8=35.4 60.3
2009 ドリームジャーニー  良 1分59秒7 47.9=37.0=34.8 60.0
2008 ダイワスカーレット   良 1分58秒7 47.6=36.3=34.8 59.6
2007 メイショウサムソン  良 2分01秒4 50.0=36.3=35.1 62.2

フェデラリストはスローペースを内々の3番手から。直線残り300でトーセンジョーダンを制して先頭に立つも、そこからいつものような切れる脚を発揮できずジリジリとゴールを目指した。最後の100あたりでは、一旦引き離したトーセンに差し返される有り様で、パワーの要る馬場は血統背景から得意と思われるので超一流メンバーに入ると底力が少し足りないように感じた。ここまでトントン拍子できたが、ここで壁にぶち当ったと言う事だろう。この馬も宝塚が目標のようだが、脚質的にはショウナンマイティより向いているので、前半がもう少し流れる展開になれば今日負けたショウナンに先着できる可能性は高いと見ているのだが…

有馬以来のトーセンジョーダンは楽な逃げだったが、肝心の勝負所での反応が鈍かったのは、58Kもあるが休み明けのせいだろう。ひと叩きした盾ではキッチリと結果を出してきそうな雰囲気は十分に感じられた。

ローズキングダムが+14Kと体を戻してきて、直線坂を上がってからちょっとした脚を使って0.4差の4着。坂では伸びあぐねていたことからも、直線平坦の淀向きであろう。次走は盾のようだが、復調気配はあるもののピークはとうに過ぎた感じの馬なので、超スローの直線2ハロンのレースにでもならない限り掲示板もないと思うのだが…

本命に推したナカヤマナイトは5番手のイン。直線はアーネストリーと併せ馬のかたちになりジワジワと渋太く脚を使ったが、何とかアーネストリーをハナ抑えての5着。渋った馬場は不向きとは思えないが、良馬場の方がより力を発揮できるタイプでまだまだ成長しそうな4歳馬なので、もう少し追いかけて見たい。

 


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