阪神牝馬Ｓ 予想

週末雨の“予想屋泣かせ”循環が今週で途切れそうだ。軟弱な馬場と超緩い流れは波乱を生んだが、波乱の犠牲になった馬たちの逆襲が新たな波乱を生みそうだ。

先行馬が揃った。カトルズリップス、フォーエバーマーク、クイーンズバーンあたりが揃って行くとなると流れは緩くなく平均以上のラップになるだろう。時計のかかる阪神の芝だが、芝刈りと馬場の乾きで推定タイムは良で1分21秒0前後と速くなると見たい。それでも例年よりは時計がかかると思うが…

マイラーズＣが京都の第1週に移った為ヴィクトリアマイルへのステップに変化が起きている。マイラーズＣから中2週を嫌いアパパネなど牝馬のトップクラスが参戦するようなレースになり、今までとはレースレベルが違ってきたように思う。

鉄砲成績が悪いため嫌われて人気を落としているが、2Kの斤量差ならアパパネの能力を素直に評価したほうがいいような気もする。千四は初めての距離になるが、母系はスプリンター血統なのでこの距離がマイナスになることはなく、ある程度パワーの要る馬場なら距離短縮は大きなプラス材料だろう。脚質にも自在性があり、外差しが利く馬場になりつつあるのも枠順から強調できる。

だが、狙っているのはエーシンリターンだ。重賞勝ちがないのでやや格下感は否めないが、3歳春のマイル戦線ではアパパネと互角の勝負をしていた馬である。その後伸び悩んでいるが、素質的に見劣りしないと思うので、前々で競馬できる先行力を上手く活かせればアパパネを出し抜けるかも？

レディアルバローザも距離短縮は歓迎の口だと思う。千八の重賞も勝ってはいるが本質的にはマイル以下の適性が高い馬である。アパパネ、ブエナビスタの一流馬相手に差のない3着した底力を素直に評価したい。

他ではペースが速くなると見て追込み脚質のフミノイマージンとサワヤカラスカルの2頭を連下に取って置きたい。

マルセリーナはフットワークが大きく阪神の内回りは窮屈な走りになりがたちだ。加えて56Kの斤量も負担になりそうなので、ここは思い切って蹴っ飛ばしてみる。

まとめると

◎　エーシンリターンズ
〇　アパパネ
▲　レディアルバローザ
△　フミノイマージン　サワヤカラスカル

馬券は◎を軸にした馬連だけにしたい。

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