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桜花賞 回顧 [競馬]

先ずは積み残した先々週のG1回顧を始末しよう。ディープインパクト産駒が昨年に続き勝った。芝のマイル戦でのディープインパクト産駒の強さは別格と言っていいだろう。産駒は今年マイル重賞4勝目で全て牝馬なのも何かを語っているのかも?[soon]

レース結果            天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] 〇 ジェンテルドンナ   1:34.6  前半3F 34.9 - 4F 47.1
[2]    ヴィルシーナ      1/2    上り4F 47.5 - 3F 35.3
[3] △ アイムユアーズ    1/2
[4] △ サウンドオブハート  1 3/4
[5]    メイショウスザンナ   クビ
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馬券 噛み合わないわぁ…[むかっ(怒り)]

kaiko_04.gifエイシンキンチャムとマイネエポナのハナ争いはお互いに相手の様子を見ながらで、そこを大外枠で出遅れ気味だったアラフネが持ったままで交わして先頭に立った。やや勢いのついたアラフネは後続を2馬身ほど引き離し1000mが59.3と今の時計のかかる阪神の芝では平均ペースか。

中盤やや流れが緩んだため先頭から殿まで12~13馬身と馬群は塊り直線入口付近で先団好位集団はややゴチャつく状態。残り300あたりからヴィルシーナとアイムユアーズの一騎打ちの様相だったが、その外からジェンティルドンナが残り100あたりで並びかけ瞬発力で差し切った。

前後半は「47.1=47.5」とバランスが取れた時計で、9Rの古馬1000万下特別より0.6速いタイムなので、桜花賞のレースレベルとしては水準以上にあると見ていいのでは。ただ力の要る馬場だったこともあり最後のひとハロン12.2とスタミナを奪われ急減速しているようなので、現在のレベルでは古馬の一線級牝馬との差はかなりあるように思う。最後2ハロンとも11秒台の脚を使ったのは勝馬だけで、他の馬はいい脚が長続きしないこともはっきりした。ダイワスカーレット、ブエナビスタ、アパパネクラスと比べると明らかにレベルが違い過ぎるように思うのだが…。

パワーとスタミナが要求されたせいか400~410K台の小柄な牝馬にとっては厳しい条件だったかも? オークスも今日のメンバーが中心になるだろうが、5着~12着あたりまでほとんど差のない着順なので、府中に替わって良馬場なら台頭してくる馬もいるような気がする。着順は悪いがイチオクノホシは府中向きで母系がGrey Sovereign系なので連に絡んでくると見ているのだが…

                                         前半=中盤=後半 1000m
2012 ジェンテルドンナ        良 1分34秒6 34.9=24.4=35.3 59.3
2011 マルセリーナ          良 1分33秒9 34.6=23.9=35.4 58.5
2010 アパパネ             良 1分33秒3 35.6=23.3=34.4 59.1
2009 ブエナビスタ           良 1分34秒0 34.9=24.2=34.9 59.1
2008 レジネッタ             良 1分34秒4 34.6=23.9=35.9 58.5
2007 ダイワスカーレット       良 1分33秒7 35.7=24.1=33.9 59.8

9R 山陽特別(古馬1000万下) 良 1分35秒2 35.9=24.3=35.0 60.2

シンザン記念で並み居る牡馬陣を下したジェンテルドンナの力は伊達でなかったようだ。ドナウブルーの全妹らしく溜めると切れる。チューリップ賞は熱発明けで脚を測るような乗り方だったので、本番に賭けていたのだろう。マイルなら一流牝馬に成長しそうだが、母は早熟なスプリンターだったので成長が止まるのも早いかも? 距離延びるオークスではスローで上手く折り合えて脚が溜められるかだが、ジョワアドヴィーヴルがリタイアした今なら強い相手もいないので、能力で馬券には絡んできそうだ。

ヴィルシーナは緩い流れだと瞬発力負けすると見ていたが、前に出した競馬で早めに先頭に立ち渋太い末脚で粘り切った。すらりとした体型と二千でも勝っているので距離延びていいタイプのように見られているが、BMSがミスプロ直仔Machiavellianで欧州系のパワータイプなので、オークスはある程度上りのかかる流れで先行して流れ込む形にならないと苦しいかも? 軽い馬場の瞬発力勝負では切れ負けすると思う。

ゲート入りを嫌がっていたアイムユアーズは中団からヴィルシーナを前に見る位置取り。直線でも追い出しをやや遅らせ気味だったが、それでもジェンテルドンナに並びかけるのが精一杯で、最後は差し返されていた。ファルブラヴ産駒らしくパワーの要る芝での強さを発揮したが、マイルはギリギリの距離で、やはり千四がベストのようだ。オークスよりはNHKマイルに向かった方がいいように思うのだが…

中団からの競馬になったサウンドオブハートは道中スムーズだったが、直線で切れずジリジリした伸びで0.5差の4着。この馬は前に出して粘り込むタイプだろう。ただ、現時点では下手に出すと引っ掛かり易いので乗り方の難しい馬かも? オークスは上手く2、3番手追走で折り合えて早めに先頭に立つ競馬なら大穴を開けるかも? マイル半の距離はこなせると思うのだが…

後方からの競馬になったジョワドヴィーヴルは直線外に持ち出し満を持して追い出したが何とも平凡な末脚で0.6差の6着。小柄な牝馬なのでパワーの要る芝で道中スタミナが奪われて、最後はガス欠になったようだ。レース数日後骨折が判明し全治6か月の重傷だ。秋の復活を期待したいが、半姉ブエナビスタと並べるのはもうやめた方がいいだろう。どちらかと言うと全兄トーセンレーヴに映して観るべき馬のような気がする。

サンシャインは好スタートから前に出した競馬だったが直線入口付近でゴチャついたため上手く馬群を捌けなかった。この馬も小柄な馬で今の阪神の芝は合わなかったように思うが、淀の軽い芝ならまだまだ見限れないと思うのだが…


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