NHKマイルC 回顧 [競馬]
春競馬は佳境に入っているのに、ゴールデンウィーク明けから急に忙しくなり競馬に割ける時間がほとんどない状態です。今日日曜は谷間で“忙中閑あり”状態でしたので、予想やら積み残している「レース回顧」と格闘しています。
レース結果 天候; 馬場;良
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カレンブラックヒル 1:34.5 前半3F 35.1 - 4F 47.3
△ アルフレード 3 1/2 上り4F 47.2 - 3F 34.6
クラレント クビ
オリービン ハナ
セイクレットレーヴ クビ
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馬券 カスリもしない惨敗…
ジワッと先頭に立ったカレンブラックヒルがマイペースに持ち込み中盤で息を入れて後続を引き付け、坂上から鞭が入り2番手以下を突き離す横綱相撲で4戦無敗のG1馬となった。スタート時点では上がっていたが、直前に突然の強い雷雨で芝が水気を含んだ状態だったので、勝ち時計は平凡だが、前後半「47.3=47.2」とバランスの取れたラップはダイワメジャー産駒らしいレース運びで、先々に期待が持てる内容であった。府中マイルを逃げて上り34.6で3馬身半千切ったのは価値があるが、ただ相手が弱過ぎた嫌いもあるので額面通りに評価できない面もある。ダービーには登録せず秋に備えるようだが、マイル戦線は古馬陣も手薄なので毎日王冠→天皇賞→マイルCSのローテーションでもチャンスがあるかも?無事に夏を越すことを祈りたい。
種牡馬ダイワメジャーは初年度産駒からG1馬を輩出した。ダイワメジャーはマイルと二千のG1を5勝しているが、出色なのは1勝馬の身で皐月賞馬になったことだ。血統的に筋が通っていて早いうちから活躍できる馬は種牡馬としても成功する確率が高いので、今後どんな馬を輩出してくれるか楽しみである。
歴代のこのレースの勝ち時計と比較すると見劣るが、馬場差もあり最終レースの古馬準オープンとは流れこそ異なる(前後半は46.2=48.7)ものの0.4速いので、時計差ほどレベルは低くないと思うが、それでも水準以下ではないだろうか?
前半=中盤=後半
2012 カレンブラックヒル 良 1分34秒5 35.1=24.8=34.6
2011 グランプリボス 良 1分32秒2 33.9=23.7=34.6
2010 ダノンシャンティ 良 1分31秒4 33.4=22.9=35.1
2009 ジョーカプチーノ 良 1分32秒4 34.3=22.9=35.2
2008 ディープスカイ 稍 1分34秒2 34.6=24.6=35.0
12R 湘南S(古馬1600万下) 良 1分34秒9 34.4=24.1=36.4
2着以下は接戦だったが早めに上がって行ったアルフレードが僅かに前に出ての2着。これはヤネが上手く乗った結果で2歳チャンピオンの面目を何とか保ったが、同時に底を見せたように思う。
3着のクラレントはリディルの半弟らしくマイルで“らしさ”を取り戻したようだ。とは言っても直線それ程いい脚を使った訳でもなく、ダラダラと流れ込んだだけに見えた。
直線で内に斜行してシゲルスダチをもろに妨害したマウントシャスタは2着馬とは差のない6着入線だったが失格となった。スムーズだったら2着はあったかもしれないが、直線前が開いているのにジリジリとしか伸びない脚質は芝のスピード競馬には向いていないように見えた。直前の雨で湿った芝になり切れ味不足を露呈しなかったが、全兄ボレアスがダート馬なこともあり芝では重馬場にでもならない限り重賞も勝てないのでは?
アルフレード、クラレント、マウントシャスタ、それにジャスタウェイ、ブライトラインなどがダービーに登録しているようだが、半マイル距離伸びて良さそうな馬はどう見てもいないし、今日のレベルでは参加するだけになると思う。
本命に推したマイネルロブストはやや掛かり気味に先行したが、やはり直前の雨で水気を含んだ馬場でスタミナを奪われて直線はバッタリと止まってしまい、その上にマウントシャスタの斜行に巻き込まれてはどうしようもなかった。ローカルのマイルから千八くらいの重賞なら良馬場条件に巻き返してくるかも?
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