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宝塚記念 回顧 [競馬]

完調手前でも、オルフェーヴルにまともに走られたら、今の古馬陣では太刀打ちできないことが改めて証明された。3歳世代のディープインパクト産駒がどこまで通用するかだけが、秋の関心事になってきた今日この頃だ。[soon]

レース結果                 天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] 〇 オルフェーヴル    2:10.9  前半3F 34.3 - 4F 46.2
[2] △ ルーラーシップ      2      上り4F 47.9 - 3F 35.3
[3]    ショウナンマイティ  1 1/4
[4]    ウインバリアシオン  2
[5] ▲ マウントシャスタ    ハナ
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馬券 馬連;的中![ひらめき] 3連単;一瞬夢見たが…[モバQ]

kaiko_04.gifネコパンチが飛ばして1000m58.4はレコードだった昨年より0.3速い。昨年と今年の馬場差を考えると、これは相当激しいラップだ。離れて2番手にスマイルジャック、更に離れてビートブラック以下の馬群となった。

レースが動いたのは残り600からで、アーネストリーが押し上げてきて4角手前で先頭のビートブラックに並ぶ勢いだったが、最内を突いたマウントシャスタが一旦先頭に躍り出たところ、直線内目に進路を取ったオルフェーヴルが並ぶ間もなく交わして、外から伸びるルーラーシップにつけ入る隙を与えず2馬身差をつけてゴールした。

各着順の着差が大きくなったように、力の勝負になり能力の限界に近い競馬を強いられた高いレベルのレースだったと思う。一連の春のG1では最高に中味のあるレースで、歴代の宝塚記念と比較しても楽に3本の指に入るレースだったように思う。

                                     前半=中盤=後半 1000m
2012年 オルフェーヴル     良 2分10秒9 46.2=36.8=47.9 58.4
2011年 アーネストリー      良 2分10秒1 46.3=36.6=47.2 58.7
2010年 ナカヤマフェスタ    稍 2分13秒0 47.5=37.1=48.4 60.0
2009年 ドリームジャーニー  良 2分11秒3 46.9=37.1=47.3 59.6
2008年 エイシンデピュティ   重 2分15秒3 48.2=37.5=49.6 60.6
2007年 アドマイヤムーン   稍 2分12秒4 45.4=37.1=49.9 57.5

-4Kの450K台でパドックに登場したオルフェーヴルを見て、全兄ドリームジャーニーが細く映る絞れた馬体で強い競馬をしたことを思い出して、迷わず◎に変更した。

中団馬群の後ろからの競馬になったオルフェーヴルは4角手前でバラけた内に潜り込んで、直線残り200手前から一気に突き抜けた。天皇賞で伸びを欠いたのがウソのように、三冠レースで見せた豪脚が見事に復活した。今思うに2マイルの天皇賞は、この馬にとって距離が長かったのかも? 直接の敗因はヤネがヘンに押さえすぎて馬が嫌気をさしたことと焦って4角外に膨れるような下手な騎乗だと思うが…。つまり馬自身に敗因があるのではなく馬を取り囲む人間の方にあったと言う事だと思う。

登録してある凱旋門賞について陣営はハッキリしたことを言っていないようだが、恐らく今日の反動を心配しているのだろう。今後の調整が進まなければ無理して遠征しない方がいいように思うのは、斤量面から3歳勢が有利なレースだからだ。もちろん英国の二冠馬Camelotとの対決は見てみたい気持ちはあるが…。それでも三冠馬で既にG1を5勝の看板があるので種牡馬としても十分ハクがついているのだから…

出遅れたが、すぐに好位に取り付いたルーラーシップは早めに上がって行き、直線は大外から伸びているものの瞬発力の差は歴然で、どうやってもオルフェーヴルには勝てそうがないように見えた。オルフェーヴルが欧州遠征をしている隙に日本のG1を勝てれば御の字だろう。勝てそうなG1は広々としたコースでノビノビと走れるJCだと思う。

ショウナンマイティは例によって後方からの競馬で、直線オルフェーヴルが通った後を追うように伸びてきたがジワジワとした脚で0.5差の3着は良く走ったと言えるだろう。前半が速くなるとなし崩し的に脚を使わされて末脚の切れが鈍るスローの瞬発力タイプなので、直線内を突かずいつものように外に持ち出していたら掲示板の下の方だったろう。ヤネが上手く乗ったと言う事で、G1は相当恵まれないと勝てないだろうし、G2、3でも取りこぼしがありそうだ。

ウインバリアシオンは馬群の後方でほぼオルフェーヴルと同じ位置にいたが、3角手前から内を通ってオルフェーヴルより早く動いた。4角手前で外に出したが、早めに脚を使った分伸び脚はイマイチで0.8差の4着。やはりシッカリ脚を溜めないと伸びないタイプで直線の長いコース向きだ。

4番手と前につけ内々の経済コースを通ったマウントシャスタも早めに動き直線入口では先頭に躍り出たが、オルフェーヴルには一瞬に交わされ、残り100辺りからガクンとスピードが落ち完全に脚が上がって0.8差の5着。ひとハロン距離が長そうなので、秋は千六から二千の重賞を狙いたい所だが、賞金が少ないのでローテーションで苦労しそうだ。


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