SSブログ

京成杯オータムH 回顧 [競馬]

それにしても勝ち時計の1分30秒7には驚いた。従来のゼンノエルシドの時計を一気に0.8縮めてマイルの日本最高記録となり、しかも日本競馬史上初の1分30秒台だ。傷みにくく耐久性のある芝(エクイターフ)に張り替えたようだが、この分だと月末のスプリンターズSはトロットスターのレースレコード(1分07秒0)は楽に破られ、アグネスワールドが持つ日本レコード1分06秒5(小倉)も破らるのでは…[soon]

レース結果               天候;[晴れ]   馬場;良
--------------------------------------------------------------------
[1] ▲ レオアクティブ    1:30.7R  前半3F 34.0 - 4F 45.1
[2] △ スマイルジャック   1 1/4   上り4F 45.6 - 3F 34.5
[3]    スピリタス        1 1/4
[4] △ コスモセンサー     1
[5]    ファイアーフロート  1 1/2
--------------------------------------------------------------------
馬券 アタマ間違いたゎ…[モバQ]

kaiko_01.gif逃げたゼロスの1000mは56.2だが、1600万下セプテンバーSの千二でレコードが出るくらい馬場だから、オープンクラスだと平均よりやや速い程度のペースと言っていいだろう。半ば玉砕的に逃げたゼロスを早めに捉えに行ったコスモセンサーを内々の経済コースを通り脚を溜めていたスマイルジャックとレオアクティブがインから伸びて軽く差し切った。

コース形態から外枠不利とされる中山マイルだが、例年の開幕週より高速馬場の今の中山だと輪をかけて内枠が有利となっている。掲示板に載った馬はスピリタス以外内枠で道中内々を回った馬だった。そのスピリタスも直線はインに突っ込んでいった。と言う事で外枠だったエーシンリターンズ、マイネルロブスト、ドリームバスケットは今回の結果は度外視していいだろう。

                              タイム  前半=後半
2012 レオアクティブ      良 1分30秒7 45.1=45.6
2011 フィフスペトル      良 1分31秒9 45.1=46.8
2010 ファイアーフロート   良 1分32秒8 47.1=45.7
2009 ザレマ           良 1分32秒1 45.3=46.8
2008 キストゥヘヴン     良 1分32秒1 44.0=48.1
2007 キングストレイル   良 1分32秒6 46.3=46.3
2006 ステキシンスケクン 良 1分32秒0 45.3=46.7

京王杯2歳Sに次いで二つ目の重賞となったレオアクティブ。ゆくゆくは阪急杯、京阪杯あたりも勝って電鉄系冠名の重賞完全制覇…なんてことはないだろうな(笑)。やや出負け気味のスタートから後方グループのインで直線を向くまでジッとしていたが、その直線は内ラチ沿いを鮮やかに抜け出してきて2着馬に0.2差をつける完勝のレースだった。速い時計になるのを見越して、ロスのない競馬で最短距離を走らせたノリの好騎乗と言えるだろう。4角までは想定通りの位置取りだったが、直線は外に持ち出すだろうと見てシルシを落としたのが悔やまれる予想となってしまった。上り3ハロン33.1と切れたが、レースの上り3ハロンは「11.2=11.5=11.8」とゴールに向かって減速している中での切れ味なので、見た目ほどの瞬発力ではないような気がする。次は間を開けて淀のスワンSに行くみたいだが、3角から下りがあり直線平坦の淀だと上りが減速するような流れにはならないので、同じような位置取りならこの馬が今まで一度も使ったことのない上り32秒台の脚を使わないと勝てないように思うのだが… 

-12Kと馬体を絞ってきたスマイルジャックはスタート良く中団のインからで、直線も前が開くと久々に切れる脚を見せたが、最後は内を掬われてしまった。トップハンデ57.5Kを背負って1分30秒台を記録したのだから、7歳と言う年齢を考えると十二分に能力を出したと言えるだろう。府中の富士SからマイルCSのローテーションになると思うが、6月から使いだしての6戦目となるのでマイルCSの頃はピークが過ぎているかも?

スピリタスは中団の馬群からで、直線を向くとインに切れ込み馬群を捌いて伸びてきての0.4差3着。内枠断然有利の中で上手く立ち回って関屋記念に続いての3着だが、折り合い面の進境が安定した成績になっているような気がする。

トップハンデのコスモセンサーは3番手から。早め早めの競馬で4角2番手に上り直線は残り200で逃げるゼロスを捉まえて先頭に立ったが、休み明けのせいもあり最後の渋太さがなかった。秋緒戦としてはマズマズの競馬で、マイルCSに向けて順調な滑り出しと言えるかも…

本命に推したマイネルロブストは外枠のうえスタートが悪く、終始外々を回されては今の中山マイルではどうしようもない。状態も戻り切っていないようで早熟タイプの感じもする馬だが、もう一度レースを見て判断したい。


nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。