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セントライト記念 回顧 [競馬]

3歳牡馬戦線は有力馬のリタイアが相次ぎ、ダービー馬もぶっつけで菊に向かうようで波乱を予感させる状況だ。今週の神戸新聞杯もひと波乱あるかも?[soon]

レース結果              天候;[晴れ]   馬場;良
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[1] ▲ フェノーメノ     2:10.8  前半3F 35.2 - 4F 47.4
[2]    スカイディグニティ  1     上り4F 46.4 - 3F 34.7
[3] 〇 ダノンジェラート   1 3/4
[4]    エタンダール     1/2
[5]    ラニカイツヨシ    クビ
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馬券 何とも無様な結果でした[がく~(落胆した顔)]

kaiko_01.gif夜半の降雨でバカッ速い時計の出る芝ではなくなっていたが、本場馬入場から返し馬にはいると突然の雨。スタートする頃にはほぼ上がって適度な湿り気で高速決着にならず各馬の長距離適性を見るのにマズマズの馬場になった。

ニューダイナスティがハナに立ちソルレヴァンテが続くほぼ予想通りの前半となったが、フェノーメノは予想に反して前に出した競馬で5番手。1000mが60.2だからオープンクラスではスローに近い流れだろう。中盤に更に流れが緩むところで、フェノーメノは馬なりで上がって行き4角では先頭に並びかけた。直線に入るとスッと抜け出して、後はおいでおいでで楽勝の横綱相撲。

勝ちタイムはこのレース歴代3位で優秀な部類だろう。前半こそ緩い流れだったが、後半5ハロンのラップが全て11秒台といい脚が長く使えるかが試されたレースと言えるだろう。

                                     前半=中盤=後半 1000m
2012 フェノーメノ         良 2分10秒8 47.4=48.7=34.7 60.2
2011 フェイトフルウォー   良 2分10秒3 45.7=47.8=36.8 57.5
2010 クォークスター       良 2分10秒9 46.6=47.3=37.0 58.7
2009 ナカヤマフェスタ     良 2分12秒0 48.4=47.7=35.9 60.9
2008 ダイワワイルドボア   稍 2分14秒6 48.3=50.6=35.7 61.2
2007 ロックドゥカンブ      良 2分12秒0 46.4=50.0=35.6 59.1
2006 トーセンシャナオー   良 2分13秒1 47.7=49.1=36.3 60.2

懸念されていた中山コースでも着差以上の強さを見せつけたフェノーメノは+8Kでパドックに姿をあらわした。ステイゴールド産駒らしく中山二千二への適応性は高く安定した競馬で成長力の確かさも証明した。菊花賞に行くのか、それても得意の府中の天皇賞に行くのか、陣営の結論は出ていないようだが、個人的な希望は天皇賞→JC→有馬記念のローテーションにしてもらいたいものだ。BMSが万能型のDanehillで、母はRibot4×4のクロス配合なので血統面からは距離不安は皆無だ。ただ、近年の菊は各馬折り合い重視で極端なスロー傾向で、根っからのステイヤー向きのレースとは趣が異なり、坂の下りからスピードアップする瞬発力勝負になり易く前が止まらず差し損ねる可能性が高いと思うのだが…。それに初めての長距離輸送もプラスではないだろう。その点、4戦3勝2着1回の府中なら適性も高く、府中二千は滅多なことでスローにはならないので、この馬の持続するいい脚が十二分に発揮できると思う。それに、オルフェーヴル不在の古馬陣はハッキリ言って手薄で、強敵はルーラーシップくらいしかいないので、シンボリクリスエス以来の3歳馬の天皇賞馬誕生も夢ではないと思う。

スカイディグニティは内々中団からロスのない競馬で4角で外に持ち出した。勝負所でモタつく面も見られたが直線は大外から伸びてきてフェノーメノに1馬身差まで迫った。半兄のゴールデンダリア(父フジキセキ)もこのレース2着だったのは何かの因縁かも? 6月に未勝利を勝ったばかりで長丁場で頭角を現してきた馬である。父がブライアンズタイムで母系にAlleged→Ribotの血が流れ、如何にも晩成型の菊御用達の血統だ。ダート馬を輩出する種牡馬との認識が強かったここのとこのブライアンズタイムだが、この馬はひょっとすると晩年の傑作産駒になるかも…。いづれにしても、菊はもちろんのこと暮れのステイヤーズS、そして来春の天皇賞も楽しみな馬で、順調に成長することを祈りたい。

数多いたディープインパクト産駒では最もレース経験の少ないダノンジェラートが0.5差の3着で最先着。外枠から中団馬群に入りフェノーメノの後を追うように進出して、直線はインに進路を取り一旦は2番手に上がったが、もうひと踏ん張りが足りなかった。ジョッキーは距離延長は大丈夫と言っているようだが、レース振りと血統からは三千は長いと思うのだが…。まだ4戦と伸びシロもありそうなので、大事に使っていけば重賞は取れる器だと思うが…。

本命に推したアーデントは大外枠から好位を取るのに脚を使ったこともあり、直線に向いた時にはもう脚が残っていなかったようだ。距離延びてこそこの馬のジワジワとした脚が活きてくると見ていたが、思ったほど馬体の成長もなく底を見せた感じもする。

他ではヤネがヘタを打ち、ちぐはぐな競馬になったエクストラエンドは0.7差の6着だった。乗れるジョッキーに替われば素質的にもっと上に行ける馬だと思うのだが…。


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