京阪杯 回顧 [競馬]
3歳馬が勝つと見ていたが、その通りに3歳勢は1、5着。スプリント戦線の世代交代は間違いないと思うが、3歳世代間の争いは群雄割拠のごとくで、しばらくはこの状態が続きそうだ。
レース結果 天候: 馬場;良
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ハクサンムーン 1:08.5 前半3F 34.3
▲ アドマイヤセプター アタマ 上り4F 45.6 - 3F 34.2
シュプリームギフト 1/2
テイエムオオタカ クビ
〇 ハナズゴール 3/4
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馬券 勝負勘が鈍っていますゎ…
逃げたハクサンムーンは前半3ハロン34.3のスロー。テイエムオオタカは押していたがハナを奪えず、一方のハクサンムーンは馬なりで競り掛ける馬もいず楽な逃げになった。ペースが遅いため馬群は一塊。
京洛Sでは前半33.1で後続の餌食になったハクサンムーンだが、馬場の違いこそあれ1秒2も遅いペースでは道中息も入り4角でも余裕たっぷりで、直線入口でテイエムオオタカを引き付けてのスパートで後続を封じた。2006年にこの条件になってから最も遅いタイムの決着で、遅い流れの内々を通った馬が上位を占めたレースとなり、シーズン末期の怠いスプリント戦だった。勝ったハクサンムーンは3歳馬で初重賞だがハンデキャップホースタイプで今後もムラ駆けしそうだ。どう見ても来年の高松宮記念やスプリンターズSを展望できるような馬とは思えないのだが…
前半=後半
2012 ハクサンムーン 良 1分08秒5 34.3=34.2
2011 ロードカナロア 良 1分08秒1 34.6=33.5
2010 スプリングソング 良 1分08秒0 33.9=34.1
2009 プレミアムボックス 良 1分07秒6 33.1=34.5
2008 ウェスタンダンサー 良 1分08秒1 34.2=33.9
2007 サンアディユ 良 1分07秒9 33.8=34.1
2006 アンバージャック 良 1分08秒3 34.2=34.1
中団後ろ目から3角過ぎから内々を徐々に進出したアドマイヤセプターだが、残り200からビューっと伸びてきてのアタマ差の2着。最後内にモタれていたようだが、初めての千二で脚を余した感じの2着であった。母がアドマイヤグルーヴと良血のため人気になるが、今日のメンバー程度で今日のような遅い流れでも勝てないようでは先々に期待が持てない。恐らく重賞を勝てずに繁殖に上がることになるのでは…。
+10Kのシュプリームギフトは好位のインから流れ込んだ。競馬は上手だがもう一つ切れ味不足なため、いつもそこそこの競馬は出来るタイプでも重賞を勝てる馬ではないと見たのだが…。
ハナズゴールはオレハマッテルゼ産駒らしくこの距離は合っているかも? このスローペースを中団後ろ目から4角大外を回して追い込んできての0.2差の5着は、初めての距離でも父譲りのスプリンター素質の片鱗が見えた。桜花賞トライアルを勝ったほどの馬だから、馬体重が増えて線の細さが解消をしているようなので、これからが楽しみだ。直線の長くなった中京の高松宮記念向きかも?
期待したオリービンは出が悪い上に道中のユタカの判断も悪く生煮えの一戦であった。千二は少し忙しく距離不足の感もする。もう一度千四~マイルでの走りを見てから先々を展望したい馬だ。
パドトロワはピークを過ぎた。年を重ねてスプリンター色が濃くなり今の最適距離は千百だろう。来年狙える重賞は新潟のサマーダッシュくらいかも?
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