SSブログ

ジャパンカップ 回顧 [競馬]

フジビュースタンドからは雪化粧した富士山が見えていました。11万人以上が入場したようで広場もスタンドも賑やかな声で溢れ歩くのもままならないほどの人混みだった。安田記念以来の府中競馬場でしたが、競馬場内は熱気が充満していて国際競争っていいなぁ~と思いながらもキッチリと負けて帰ってきました。[soon]

レース結果            天候;[晴れ]   馬場;良
--------------------------------------------------------------------
[1]    ジェンティルドンナ  2:23.1  前半3F 35.8 - 4F 48.1
[2] ▲ オルフェーヴル    ハナ     上り4F 46.6 - 3F 34.7
[3] 〇 ルーラーシップ    2 1/2
[4]    ダークシャドウ    アタマ
[5] ◎ フェノーメノ       2 1/2
--------------------------------------------------------------------
馬券 玉砕してきました![爆弾]

kaiko_04.gif下馬評通りビートブラックがハナに立ち、予想通りトーセンジョーダンが追いかけたが、何とジェンティルドンナが2番手につけた。1000m60.5のスローな流れも予想通りで、3角過ぎからビートブラックが後続を引き離す展開も、これまた予想通りだったがトーセンジョーダンが付いていかなかったためペースはそれほど上がらなかった。結局後半3ハロン、あえて言うなら後半2ハロンの瞬発力勝負になった。

2、3番手追走から4角内でジッとして一旦溜めて直線勝負に賭けたジェンティルドンナは、坂を上がってからオルフェーヴルとの300mにわたる叩き合いをハナ制した。残り200でバテてきたビートブラックと内を閉めに行ったオルフェーヴルとの間に突っ込みオルフェーヴルを弾き飛ばして勝利なので後味の悪さが残った。勝因は外枠なのに難なく内に入れて絶好の2、3番手のポジションが取れて、しかも緩い流れで53Kをフルに活かせる瞬発力勝負になったことだろう。3歳牝馬はファビュラスラフインの2着が最高だったが、32回目にして遂に3歳牝馬のJC馬が誕生したことになる。有馬記念はパスして来年に備えるようだが、4歳になると斤量も増量され切味が削がれるのと、母系が早熟系なことも加味すると今がピークかも? ウオッカやブエナビスタのように長く活躍できる牝馬ではないと見ているのだが…

勝ちタイムは歴代4位の速い時計だが、6R500万下で2分24秒8、7Rベゴニア賞ではレコードと馬場を何か細工したとも取れるような高速馬場なので、字面ほどの価値はないと思う。

                                    前半=中盤=後半 1000m 2000m
2012 ジェンテルドンナ   良 2分23秒1 48.1=48.4=46.6 60.5 2分00秒1
2011 ブエナビスタ      良 2分24秒2 49.6=48.9=45.7 61.8 2分00秒7
2010 ローズキングダム  良 2分25秒2 48.7=49.6=46.6 60.7 2分01秒7
2009 ウオッカ         良 2分22秒4 47.2=48.1=47.1 59.0 1分58秒7
2008 スクリーンヒーロー 良 2分25秒5 49.2=50.0=46.3 61.8 2分02秒3
2007 アドマイヤムーン  良 2分24秒7 47.9=50.3=46.5 60.1 2分01秒7
2006 ディープインパクト  良 2分25秒1 49.1=49.8=46.2 61.1 2分02秒3

オルフェーヴルは後方待機から3角過ぎからスッと外を上がって行って、直線入口では早々と2,3番手まで進出していた。逃げるビートブラックを捉まえに行った所、内からジェンテルドンナに体当たりされバランスを崩す場面も。そこから立て直してマッチレースに持ち込んだが、3角過ぎから長く脚を使っていたことで最後の一押しがなかった。欧州遠征の目に見えない疲労残りもあったのではなかろうか? 実質勝っていたレースだったが、死力を尽くしたことで有馬記念が心配になってきた。欧州で2戦して帰国後また厳しい競馬をした後では、いくらタフな馬でも体調に変調を来すのではなかろうか? 同世代以上に負けることはないと思うが、牝馬に2度やられた次は3歳牡馬陣にやられるかも?

またまたスタートで安目を売ったルーラーシップはすぐに内に入れて後方から。直線は大外に持ち出してダイナミックに追い込んできたが、ゴールラインで3番手に上がっていたダークシャドウを交わすのがやっと。大跳びな馬で器用な競馬が出来ないこともあり、広い府中ならチャンスはあったはずだが、スタートで全てが吹っ飛んでしまった上にスローの瞬発力勝負でどうしようもない。もう日本ではG1を恐らく勝てないと思うが、流れが厳しくなれば中山でも台頭してくる能力はあるので連下の対象としては無視できない。

距離が長いと見ていたダークシャドウは緩い流れで前半脚を使わなかったため、坂上からの伸びにつながったが、それでもゴール前では甘くなったとこを見るとマイル半は長そうだ。有馬記念に出てくることはないと思うが、出てきてもダンスインザダーク産駒なので中山二千五百の適性には疑問が付く。

本命に推したフェノーメノは先団から競馬だったが、スローペースをエビショーが大事に乗り過ぎて積極さが足りなかっと思う。このペースなら早めに2番手に楽に行けたと思うので、上り32秒台の脚がないこの馬でももっと好勝負できたのでは? ただ残りひとハロンから脚が鈍っていたようなのでマイル半はひとハロン長そうな気がする。となるとステイゴールド産駒の十八番となっている宝塚記念あたりでG1タイトルとなるのかな?

陽が落ち暗くなり始めたゴール前での表彰式ではイワタにスタンドからブーイングが飛んでいた。何度も録画を見た上での個人的な見解だが、イワタのラフプレイは着順を変更するに値するものだと思う。これに比べたらブエナビスタが降着処分となったスミヨンの騎乗はまだ程度のいいものに思える。ジェンティルドンナのヤネが外国人騎手だったら恐らく…。


nice!(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

京阪杯 回顧ステイヤーズS 予想 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。