阪神牝馬Ｓ 回顧

3着のクィーンズバーン以外で掲示板に載ったのは全て4歳馬。牝馬戦線は世代交代がハッキリしたと見ていいのでは。ヴィクトリアマイルも中心は4歳勢になりそうだ。

レース結果     　　　　　　　      天候；　　 馬場；良
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　〇　サウンドオブハート　　1:21.4　　前半3F 35.8
　　　 イチオクノホシ　　　　  クビ　　　  上り4F 45.6 - 3F 34.1
　△　クィーンズバーン　　　３／４
　　　 ハナズゴール　　　　　１ 1/2
　　　 マコトナワラタナ　　　  ハナ
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馬券　休養明けで鉄砲利かず

好スタートで飛び出したクィーンズバーンが楽なスローの逃げに持ち込んだ。直線入口からスパートし後続を引き離したときには一瞬やられたなと思ったが、馬場の悪化していた最内を通った為最後に脚が鈍った所馬場の良い外を回した馬に差し切られた。結果として上り勝負のレースになった。内々を先行した馬は逃げ馬以外全滅で、朝からの雨でコースバイアスがあったようだ。最内を通らされたアイムユアーズ、マルセリーナの実力馬は今回の結果は度外視しても良いのでは？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                前半=中盤=後半　1000m　
2013　サウンドオブハート　良　1分21秒4　24.0=23.3=34.1　58.7
2012　クィーンズバーン　　 良　1分21秒9　23.4=23.0=35.5　57.8
2011　カレンチャン　　　　  良　1分20秒4　22.7=22.9=34.8　57.1
2010　アイアムカミノマゴ　 良　1分20秒2　22.6=22.9=34.7　57.0
2009　ジョリーダンス　　　  良　1分21秒4　23.4=23.4=34.6　58.2
2008　エイジアンウインズ　良　1分21秒4　23.9=23.3=34.2　58.5

重賞初制覇となったサウンドオブハートは、これで骨折休養明け後4戦3勝と完全に本格化したと言っていいだろう。スローペースで外々を回される厳しい流れだったが、外が伸びる馬場にも助けられ2着とクビ差でも着差以上の強さに見えた。ヴィクトリアマイルでも期待したい所だが、府中は初コースになり、直線の長いマイルだと勝つ為には末脚の切れと持続力に少し欠けるような気がする。現時点では連下候補の域を出ない評価としたい。

阪神の同距離特別をひと叩きしたイチオクノホシが型通りの良化を見せ2着に突っ込んできた。ジックリ溜めて末脚を活かす戦法が嵌ったレースなので過大評価は禁物だろう。前半の流れが緩ければ脚を溜められるが、速くなるとなし崩し的に脚を使わされ末を無くすタイプなので、今日の様に展開に恵まれないと馬券にはならいと思う。使える速い脚も短く直線の短いコース向きの馬と見ているのだが…

人気のハナズゴールには馬場が不向きであった。軽量の牝馬には強い風と渋った力の要る馬場が堪えたのだろう。それに千四はこの馬にとって距離不足かも？　それ程負けている訳ではないので直線の長い府中マイルなら末脚を存分に発揮できると思うが、タップリ間隔を開けて使ってきた割には-4Kと馬体減は小柄な馬なので使い減りしているのかも。美浦での今後の調教経過を注視していきたい。

本命に推したアイムユアーズは最内枠で馬場の悪い所を走らされたようだ。それに休み明けも少し影響したかも？　血統からも渋った力の要る馬場は向くと見ていたが、調教師が言うにはストライドが大きくなっていることからグリップが利くような芝なら兎も角ノメルような馬場は向かないのだろう。ひと叩きして変ってくると思うので、府中のＧ１では人気が落ちるようなら絶好の狙い目になりそうだ。

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