京王杯スプリングC 回顧 [競馬]
古馬になったダイワメジャー産駒が初めて重賞を制した。2、3歳での重賞馬は何頭か出しているが、4歳になると何故かパフォーマンスが落ちる馬が多く、概して産駒は早熟に出るのかと懸念していたところだったので、先々に期待が持てそうだ。
レース結果 天候; 馬場;稍重
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◎ ダイワマッジョーレ 1:20.6 前半3F 33.9
△ トライアンフマーチ 1/2 上り4F 46.7 - 3F 34.9
ガルボ クビ
▲ レオアクティブ アタマ
シルクフォーチュン クビ
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馬券 馬連:的中!
トウケイヘイロー、パドトロワ、レッドスパーダのハナ争いになったが、トウケイヘイローがペースを握った。前半3ハロン33.9、4ハロン45.7は雨で渋った馬場を考えるとハイペースだろう。馬群は前と後ろの二つに分かれ縦長の隊形になった。
直線トウケイヘイローが粘り込みを図る所に、残り200過ぎからガルボとトライアンフマーチが襲い掛かり、さらにその外からダイワマッジョーレが急襲してきた。
スローになることのない安田記念の前哨戦としては中々内容のあるレースだった。上位陣は安田記念でも掲示板を賑わしそうだ。
前半=後半 1000m
2013 ダイワマッジョーレ 稍 1分20秒6 45.7=34.9 57.1
2012 サダムパテック 良 1分20秒1 45.9=34.2 57.2
2011 ストロングリターン 良 1分20秒2 46.4=33.8 57.4
2010 サンクスノート 良 1分19秒8 45.9=33.9 57.0
2009 スズカコーズウェイ 良 1分20秒6 46.4=34.2 57.4
2008 スーパーホーネット 良 1分20秒8 46.2=34.6 57.4
千四の距離が短いのでは見られていたダイワマッジョーレだったが、出遅れることもなく好スタートから内に入れて馬群の切れ目でトライアンフマーチと並んでの追走。直線外に出して残り200から鋭い脚を使って突き抜けた。半兄にハイアーゲームがいるように千四よりはマイルの方がいいタイプなので、安田記念への展望が開けたレースになった。ようやく4歳勢にマイルG1が狙える馬が出てきた感じだ。
トライアンフマーチは直線馬群を捌いてガルボとの追い比べを制し一旦は先頭に立ったが、ダイワマッジョーレに一気に交わされた。7歳ながら休養が長くまだ21戦しかしていないので馬体はフレッシュで、しかも4歳時には安田記念4着があるので、使った後順調なら高齢馬が活躍する傾向のある安田記念でも軽視できなくなった。
好スタートからハナを奪えそうだったガルボは控えて4番手の内々から。直線も内ピッタリと経済コースを通り、直線半ばで先頭を伺う勢いだっだがトライアンフマーチとの追い比べに負けてしまった。昨年5着の安田記念でも今日の様に上手く立ち回れば掲示板を確保できるかもしれないが、今年は相手が強そうな気もする。
いつものように後方からの競馬になったレオアクティブは直線も行き場を無くすような場面もあり、最後は狭い所をこじ開けるようにして伸びて来ての4着。テン乗り騎手だったこともあるが雑な乗り方で、すこし上手い騎手なら3着はあったと思う。この馬は千四がベストなので安田記念では出走してきても馬券には絡まないと見ているが…。
58Kを背負ったサダムパテックは直線追ってからアラアラだった。渋った馬場のせいなのか、それとも休養明けで仕上り一歩だったのかわからないが、昨年9着の安田記念で変わり身を見せることができるか疑問の残るレースだった。
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