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投資徒然草 11月18日 熊の冬眠はまだか? [株]

 日経平均は先週末終値-20円の16,091円で引けた。三週連続のマイナスである。日経ジャスダック平均は年初来安値を更新し超軟調である。7-9月期GDP統計がが予想以上だったので火曜日に大きく上げたがその後は3日続落で、GDPの中身で国内消費が弱いとなると内需株が売り浴びせられる。
 米国市場はDOWが金曜日で4日続伸で最高値更新、NASDAQは金曜日こそ下げたが木曜日まで5日続伸で年初来高値を更新と絶好調である。住宅着工統計や半導体製造装置のB/Bレシオなどで悪材料が出ているにもかかわらずである。セクター別では中間選挙の民主党勝利でテクノロジーセクターに買が入る一方エネルギーセクターなどは売られている。

 世界同時株高の中で日本市場だけが取り残されているのはどうしてなのだろうか?
通期業績予想が期待ほど上方修正されなかった、個人消費が予想以上に弱い、高水準の先物裁定買残、日銀の利上げによる将来の円高懸念などが言われているがそれだけだろうか?
個人的な見方であるが、海外の投資家は安倍内閣の経済政策に失望しているのでないだろうか。また、来年5月の三角合併解禁までは株価を押さえておき安くM&Aしたい思惑があるのではなかろうか。
そうなると、簡単には市場のモメンタムは回復しないだろう。むしろ、ちょっとした悪材料で売られる逆モメンタムの恐れを懸念している。少なくとも年内のセンチメント改善はないと見たほうがいいかも。一方で、総弱気の今こそ絶好の買い場なのかも。判断に迷うところであるが、リスクをとり少し打診買いをしてみようかと思っている。

 国内企業の決算もメガバンクなどを残すのみとなり、関心はアナリストの08年3月期の予想に移ってくる。外国人投資家はそれを元に日本株のポートフォリオ組換えを行うので注目したい。
来週からクリスマス商戦に入る米国の消費動向、日本の年末商戦への波及など個人消費を占う時期になるので発表される統計に注目していきたい。


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