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投資徒然草 12月16日 熊は冬眠した! [株]

 日経平均は先週末終値+497円の16,914円で引けた。日経平均は5日続伸し、壁と言われた1万6500円を週初にあっさりと超えて、4月高値の1万7563円に挑戦する展開となっている。米国景気減速懸念が後退し、円安に動いたこともあり、買い安心感が漂っているようだ。日銀の政策金利利上げ懸念も年内はないと見られたことも後押ししているようだ。ちょっと前までは先行きに悲観的な見方が大勢であったが、嘘のように市場のセンチメントが変化してきている。新興市場のIPO銘柄の初値も好調で個人投資家の資金回転も順調のようである。

 一方、米国市場も好調で、DOWは史上最高値を後進し、NADAQも年初来高値の更新こそないが、高値揉みあいの状況である。住宅市場の悪化を株高が補完しているようで、個人消費も堅調であるようだ。OPECが原油の減産を決めても株価にはほとんど影響がなかった。

 年末に向けてマイナス要因がほとんどなくなり市場には先高感があるが、米国市場の動向により一変する可能性もあるので注意したい。外国人はクリスマス休暇に入っているので、来週は大きな動きはないと思われるが、休暇が明ける25日以降は何か動きがあるかもしれない。

 来週の予定では注目したい主のものは

国内  18日 日銀政策決定会合
    21日 11月貿易収支統計
        月例経済報告
米国  19日 11月住宅着工件数
        北米半導体製造装置BBレシオ
    21日 12月フィラデルフィア連銀指数
    22日 11月耐久財受注

 懸念材料として電子部品デバイス在庫が積みあがっていることがある。確かにMNP導入に伴う携帯電話機の需要増、WindowsVista出荷開始に伴うPCの需要増などを期待して在庫を積み増ししていることも考えられるが、経験的に在庫増は数ヶ月先に生産減になると言われている。電子デバイスの生産減は鉱工業生産にも影響してくる。各企業のもくろみ通り出荷が増大していくか注視する必要がある。

 ようやく株式市場の熊は冬眠したようだが、暖冬でいつ目を覚ますかわからない。月末にかけて出てくる経済統計に注目したい。


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