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投資徒然草 12月28日 社長100人アンケートに思う [株]

 今日の日経に「社長百人アンケート」結果がが掲載されていた。
それによると国内景気拡大局面が1年以上続くが35%となっていた。そんなもんかなーと思いながら表を見ると08年7月以降も景気拡大が続くと答えている社長が22.9%とでていた。えっ、これから2年近く景気拡大が続くと思っている社長が5人に1人いる訳である。結構皆さん強気なんですね。

 昨日の日経には東京エレクトロンの佐藤社長が「受注好調、今後2年程度は続く」との記事が載っていたので、100人の中に佐藤社長が入っているのか11面を注意深く見ると、入っていました。

 電子部品・デバイスの在庫が積みあがっていることに危惧を抱いていたものとしては、今日の11月鉱工業生産の在庫指数を注目していたのだが、前月比▲3.4%減で尚且つ生産も出荷も前月比/前年比とも増加していることを確認して少し安心した。

 ただ、JPモルガンの12月1日のリポートでは来年1月以降電子部品・デバイス生産が前年比マイナスになることを予測して、結果鉱工業生産も来年以降前年比マイナスになると予測している。

 鉱工業生産がマイナスになるのに景気拡大が続くとは到底思えない。個人消費で補うようなことは望み薄だと思うからだ。JPモルガンのアナリストの分析か実際に現場で指揮している社長の経験か、どちらを取るか判断に迷うところだ。アナリストの分析は過去のデータの延長線での予測であるのに対して、経営者の見方は現時点データと経験による将来の需要予測である。

 一方で、電子部品・デバイスの種類と用途が大きく変化していることもあるので、過去のデータをそのまま適用することに無理がないのかと思うこともある。

来年1月の鉱工業生産に注目だ。そこでもう一度考えてみようと思う。


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