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「株戦記」 主役の交替か? [株]

 ハイライトは新興市場の急騰であった。マザーズ市場は週間で+14.8%の上昇、ヘラクレス市場も+8.6%の上昇とストップ高銘柄続出のラリーであった。ちなみに日経平均は+1.5%であった。
 個別には週間で楽天が+18%、SB1イートレード証券が+26%、ACCESSが+28%と昨年下落した銘柄が出来高を伴い大幅に上昇した。
先週のブログで「あれから1年、扉は開くか?」と書いたが、見事に勢い良く開き全開になった。 日銀が政府自民党の執拗な圧力に屈し政策金利を据えおいたことから、不動産関連や輸出関連銘柄が買われた。一方、米国インテル、アップルなどのテクノロジーセクターがアナリスト予想よりいい決算を発表したのにもかかわらず、出尽くし感と先行きに対する不透明感から売られたこともあり、アドバンテスト、エルピーダなどの半導体関連銘柄は売られた。
更に決算見通しをを下方修正した新生銀行、セガトイズなどは売り浴びせられ、各々週間で-7.3%、-10.7%下落した。

今週の市場
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                週末値    前週比
日経225      17,310      +253
日経JQ        2,145       + 46

NYDOW        12,565      +  9
NASDAQ        2,451       - 51
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来週の主なスケジュール
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国内
22日   1月月例経済報告
      12月日本製半導体製造装置BBレシオ
23日   通常国会召集

24日   ヤフー決算発表

26日   12月全国消費者物価、
      1月東京都区部消費者物価

海外
22日   テキサスインスツルメンツ決算発表
23日   ヤフー決算発表
23日   米大統領一般教書演説
24日   クアルコム、ノベラスS決算発表
25日   米国12月中古住宅販売件数
      マイクロソフト、ノキア決算発表
26日   米国12月耐久財受注
      米国12月新築住宅販売件数
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来週の市場とスタンス
 政策金利の据置で金利の先高感は後退し、一段と円安傾向が強まってくるだろう。市場にとっては追風であり、日経平均は昨年の高値1万7563円の更新を目指す展開になると思われる。
 企業の第3四半期の決算発表も本格化してくるので、予想を上回る決算を発表したところは追風に乗り急騰する可能性もあると見ている。一部期待先行で買われてきた銘柄は材料出尽しと受止められる可能性もある。昨年来主役を務めてきた鉄鋼や国際優良株は、そろそろ主役の座を明け渡すのではないかと見ている。
 米国でも決算発表が続き、ヤフー、マイクロソフトなどに注目している。テクノロジーセクターが軟調なのが気になるところだ。大統領の一般教書演説や重要経済指標の発表も重なるので少し神経質な一週間になりそうだ。

 投資スタンスは「買い」だが、急騰した新興市場銘柄は一旦売ることも視野に入れている。注目銘柄は引続きソフトバンクや昨年売られすぎた小型株だ。


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